【競争の番人】小勝負の過去が明らかに…藤堂との因縁が判明する中ラストは衝撃展開

フジテレビ月9ドラマ「競争の番人」の第8話が29日に放送された。同作は坂口健太郎が演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”。原作は4月期月9ドラマ「元彼の遺言状」(宝島社)の原作者・新川帆立による「競争の番人」(講談社)。

小勝負勉役を演じる坂口健太郎【写真:ENCOUNT編集部】
小勝負勉役を演じる坂口健太郎【写真:ENCOUNT編集部】

父・誠とのやりとりで過去が明かされる

 フジテレビ月9ドラマ「競争の番人」の第8話が29日に放送された。同作は坂口健太郎が演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”。原作は4月期月9ドラマ「元彼の遺言状」(宝島社)の原作者・新川帆立による「競争の番人」(講談社)。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 緑川(大西礼芳)から見せられた15年前の死体検案書に、「ラクター建設」やダイロクの審査長・本庄(寺島しのぶ)の名前を見つけ、表情を曇らせる小勝負(坂口)。15年前、四国支所にいた本庄は、小勝負の父・誠(高橋努)となにか関係があったようだ。

 当時、四国でゼネコン大手の一角「ラクター建設」の関与が疑われる建設工事の談合疑惑を追っていた本庄。そのころ、「ラクター建設」は「小勝負建設」に談合を持ちかけていた。仕事がなく困っていた誠は、悩んだ末に談合に参加することに。その談合を取り仕切っているのが、国土交通省の藤堂(小日向文世)だった。

「小勝負建設」など特定の会社に次々と仕事が舞い込む一方で、倒産する会社も増えていた。本庄は誠に「何か私に話すことはあるか」と迫るが、誠はシラを切る。誠は1人息子・勉(=のちの公取・小勝負)に「この国はブレーキの壊れた列車だ」「偉い人が集まってなんでもこっそり決めてしまう」とこぼすが、勉は「誰かが止めなきゃね」と前向きに返事をする。勉の言葉をきっかけに、誠は本庄の元に出向き、談合に加担したと打ち明ける。

 誠の証言で「ラクター建設」への立ち入り検査が実現するが、公取に告発したとして「小勝負建設」は嫌がらせにあってしまう。誠は本庄に電話をかけ「俺は正しいことをしたかったのに」「談合に加担するんじゃなかった」と胸の内を打ち明け、談合を取りまとめているのが藤堂だと言い残して自殺してしまう。

 父の死の裏に本庄が深く関わっていると知った小勝負。本庄に「藤堂を捕まえるために公取に入った」と協力をあおぐが、本庄は「何も知らない」と言う。そのころ、国土交通省肝入りの総額約8000億円にものぼる「湾岸地区再開発プロジェクト」が始動。藤堂は大手ゼネコン・ビッグ4を集め、プロジェクトを進めようとしていた。

 ダイイチが抱える「ラクター建設」に関わる談合案件の調査を手伝っていた小勝負は、立ち入り検査に同行するが、これからというタイミングで官僚からの圧力により検査が中止に。諦めきれない小勝負が本庄の行動を監視。すると、本庄と藤堂が料亭で会っている場面を目撃してしまう。小勝負は本庄が藤堂とつながっていたことを責めるが、本庄は「これ以上藤堂に近づくな」「あなたに藤堂はつかまえられない」と忠告する。

 後日、小勝負は「湾岸地区再開発プロジェクト」の式典に出向き、藤堂と対面。藤堂は悪びれる様子もなく「談合はそんなに悪いことか?」「競争こそ悪に思える」と藤堂を突き放す。その後、国交省の関係者を名乗る人物から「談合の件で」と呼び出された小勝負。待ち合わせ場所のビルに向かうが、刃物を持った人物に襲われる。そこに本庄が現れ、小勝負をかばって刺されてしまう。

 第8話では小勝負の過去、公取に入った理由や藤堂との因縁が一気に明らかに。父・誠とのやりとりがこれまで描かれた小勝負のセリフや態度につながっているという見方をする視聴者も多く、「父親の言葉、思いを受け継いでいたんだね」「いよいよ最終章という感じ」「真実が明らかになるにつれ小勝負くんが危険な目に遭うのでは?」といった声が上がっていた。

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