瀬戸内7県を拠点に活動をする「STU48」の1期生・兵頭葵は28日、2021年12月にファーニチャーショップ「FURN ＆ co.」を立ち上げたインテリアコンシェルジュ「FAH（ファー）」代表の末好宏紀氏と対談。「兵頭葵のインテリアお悩み相談」と題して、トークショーが行われた。

　このトークショーは、「若い世代にインテリアをもっと好きになってもらいたい」との思いが込められ、インテリアの認知を広めるために、「模様替えが好き」と公言するSTU48兵頭に“若い世代の代表”として白羽の矢が立ち、「アイドル×インテリア」をテーマとしている。

　インテリアと言っても、無数のスタイルや個性がある。末好氏はお悩み相談に先駆けて、「家の中すべてがインテリア。家具でもなく、雑貨でもなく、自分のテンションを上げる空間作りこそがインテリア。模様替えをすること自体がインテリアを楽しんでいるので、すごく共感できます」と、兵頭の印象について語った。

「家に帰ったらテンションが上がる部屋にしたい」と話す兵頭が最初に挙げた悩みは、コンセントの位置。どうしてもタコ足配線になってしまいがちなだけに、末好氏は「おしゃれコンセント・延長コードに変える」ことを解決策として提案した。

　もう一つの悩みは「見せる収納」に関してで、兵頭は「生活感を出しすぎず、見せる収納をしたい」とリクエスト。末好氏によれば、“映え”を演出するためには「人に見せてもいいものを見せて、残りを隠すみたいなルールを作るとうまくいく」という。

「タペストリーとかモビールをやってみたいけど、どうしたらいいですか」

「ラグにマニキュアを落とした時にどうしたらいいですか。固まってて困っています」

　好奇心旺盛な兵頭の“リアル”な相談に、末好氏は「照明とラグを変えると部屋がガラっと変わる。若いうちから興味を持っておくと、自分が将来、こういう暮らしをしたいというのを具現化する、理想を形にするのが家具」とメッセージを送った。

「兵頭葵のインテリアお悩み相談」は、9月を含めて複数回の開催を予定。「DIYにも挑戦してみたい」と語った兵頭は、「家具大好きアイドル、“家具ドル”になれるように頑張ります！」と笑顔で意気込んでいた。

□兵頭葵（ひょうどう・あおい）2001年1月18日、愛媛県出身。STU48 1期生。ピアノやベース、クラリネットなどを弾きこなすグループきっての“楽器マスター”。2週間に1回ペースで模様替えをするなど、部屋のコーディネートにこだわりあり。家具を交換する仲のドラフト3期生・沖侑果は「常にセンスに満ちあふれたお部屋をしている」と称えている。

□末好宏紀（すえよし・ひろき）広島県出身、2007年にワーキングホリデーでカナダへ。帰国後にインテリア・飲食事業を展開する「フォー・アンツ」に入社し、ACTUS広島店店長や取締役を担い20年に独立。インテリアコンシェルジュ「FAH」を立ち上げ、ファーニチャーショップ「FURN & co.」のオーナー兼家具コーディネーターとして活躍する。「FURN & co.」では9月3日から10月2日までラグフェアを開催予定。