元K-1のレジェンド、魔裟斗が横綱照ノ富士が所属する伊勢ヶ濱部屋に“弟子入り”したようだ。28日、自身のYouTubeチャンネルで「相撲部屋に入門して現役横綱と戦いました。」と題した動画を公開し、その様子を伝えている。

「照ノ富士さんがいる伊勢ヶ濱部屋にですね、今日は朝稽古を見せてもらおうと遊びに来ました」と話し、さっそく見学へと向かう。

　部屋に入ると、元横綱旭富士の師匠・伊勢ヶ濱親方の弟子たちを指導する迫力のある声が響く。これには魔裟斗も「喝を入れられてるね」と小声でカメラに呟く。

　伊勢ヶ濱親方へあいさつをして稽古を見学。「独特な世界」「厳しい世界だね」と感想を漏らしつつ、照強、翠富士ら関取陣や若手力士たちの稽古を見つめる。照ノ富士の相撲には思わず「パワーがすごい。圧倒的だもんね」と驚き、稽古を最後まで見学した。

　稽古が終わると、今度は魔裟斗がまわしを締めて“相撲体験”へ。鍛え上げられた肉体で登場すると力士たちも「おお～」と歓声があがる。基礎となる四股の踏み方から教わり、すり足、てっぽうの動きも見本を見せてもらいながら実践。どの動きも苦戦しながら、照ノ富士や照強から具体的なアドバイスを受けて稽古に励んだ。

　伊勢ヶ濱親方から「その動きなら相撲とっても大丈夫」とお墨付きをもらい、ぶつかり稽古へ。照強が胸を出すとなかなか押し出せず、息があがった。

　続けて、「（部屋で）一番弱いやつとやってみれば」という親方の提案から17歳の力士と相撲をとることに。最初の一番こそ押し出されたものの、2回目は右四つの状態から見事に寄り切り、「見たかー！」と喜んだ。3回目は立ち合いこそ組み止めたが、押し出されてしまい「馬力あるね、すごいわ」と驚いた。照ノ富士とも相撲を取るが、軽々とつり出されて「さすが横綱」と脱帽した。

　最後は、翠富士を相手にぶつかり稽古で汗を流し、伊勢ヶ濱親方からは「素質あるよ。最初からこんなにできないから」と賛辞を受けた。