2009年、子供向けバラエティ番組「ピラメキーノ」(テレビ東京)出演や“ズクダンズンブングンゲーム”を登場させるコントで、子供たちの心をつかんだお笑いコンビ「はんにゃ」。ツッコミ担当の川島章良さん(38)は芸能人が次々とYouTubeを始めるなか、2月にゲームチャンネルを始め、芸名を“川島of レジェンド”に変えてしまったという。何があったのか。川島さんに聞いた。

　2月5日にYouTubeで「元はんにゃ川島のeスポーツ芸人生活」というゲームチャンネルを始めました。所属する吉本興業が、去年、世界で1億人以上がプレーしているアメリカのPC対戦ゲーム「LEAGUE OF LEGENDS(通称LoL)」のeスポーツリーグ「League of Legends Japan League（通称LJL）の運営を始めたので、会社側に「ゲームの企画で何かやらせて」と言っていたら、この企画をくれました。

　それは嬉しいんですけど、第1回の企画で、大会の終わる11月まで芸名を“川島of レジェンド”に変えることになってしまうわ、芸能界最強といわれるケイン・コスギさんと同じランクのゴールドプレイヤーにまで到達しないと、600万円をeスポーツ業界に自腹で寄付する、という悪魔の契約にサインするハメになるわで……。1か月ほどやりましたけど、これ、ムチャクチャ難しいゲームなんですよ!　ヤバいですね。

　PCゲームは大学生の頃からFPS(対戦相手のいない1人視点のゲーム)が好きで、それから13年以上やっていて操作は慣れています。だから「うまい」と言われるんですけど、5年前に結婚してからゲームはあまりやらなくなっていました。LoLはキャラクターが140体ぐらいあってそれぞれのスキルを覚えなくてはならず、しかも2週間に1回それぞれがアップロードされるんですよ。クオリティーが高くて、FPSの戦略的な面とか対戦ゲームのアクション的な面もあって面白いんですけど、参加者がみんなすっごい強い!

　朝、仕事に行く前、劇場公演の合間、仕事から帰ってから、時間を見つけて1日合計最低5時間以上練習しています。目が疲れて(笑)。2月20日に2番目の子(長男)が産まれたんですけど、嫁サンは1月から長女の希天(きあ、4)を連れて岡山に里帰り出産しているので、今は1人暮らしだからまだやりやすいです。家族が帰ってきたら今までのようにはいかないので、ゲームは娘が寝てからやろうと思っています。でも、娘と一緒に寝ちゃいそうですね。

　1人暮らしは寂しいし悲しい!それに、いつも賑やかな家が静かで怖い(笑)。でも、希天が産まれたとき、「予定日は2週間後」と言われていたのに、突然夜中に陣痛が始まって破水して、結局、自宅で産まれてしまったので、嫁サンはそのときの恐怖がトラウマになっている。僕も仕事で家にいないときは多い。心配なので、里帰り出産してもらったんです。