「Girls2」の盛り上げ隊長・小川桜花、目標はトーク力の向上「みなさんを笑顔にしたい」

9人組ガールズ・パフォーマンスグループ「Girls2」(ガールズガールズ)が7作目となるEP「Shangri-la」をリリースした。すでにミュージックビデオ(MV)で注目の「Swipe Up」を含む夏らしいナンバーが3曲収録され、9月からは全国ツアーが始まる。今回メンバーを代表して鶴屋美咲、小川桜花、菱田未渚美の3人を迎え、デビューから4年目を迎えたメンバーの成長を3回にわたって紹介していく。前回の鶴屋に続き、2人目はグループ一番の盛り上げ役・小川桜花をピックアップ。

「Girls2」の(左から)鶴屋美咲、小川桜花、菱田未渚美【写真:山口比佐夫】
「Girls2」の(左から)鶴屋美咲、小川桜花、菱田未渚美【写真:山口比佐夫】

ダンスも歌もMCもオールマイティーにこなせる頼れるメンバー

 9人組ガールズ・パフォーマンスグループ「Girls2」(ガールズガールズ)が7作目となるEP「Shangri-la」をリリースした。すでにミュージックビデオ(MV)で注目の「Swipe Up」を含む夏らしいナンバーが3曲収録され、9月からは全国ツアーが始まる。今回メンバーを代表して鶴屋美咲、小川桜花、菱田未渚美の3人を迎え、デビューから4年目を迎えたメンバーの成長を3回にわたって紹介していく。前回の鶴屋に続き、2人目はグループ一番の盛り上げ役・小川桜花をピックアップ。(取材・文=福嶋剛)

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――今回は小川桜花さんにデビューから4年目の自己紹介をしていただきます。運動が特技なんですよね?

小川「はい。高校の体育の授業や体力測定はいつもAランクで、以前“おはガール”をやらせていただいていた時に放送後のYouTube撮影で縄跳び対決とか運動対決でいつも1位を獲らせていただきました。でも球技は苦手です。ダンスも大好きなのでもっともっとスキルを磨きたいです」

――そしてメイクやコスメもお好きだとお聞きしました。

小川「小学4年生の頃からモデルをやっていて、最初はお母さんにメイクをしてもらっていたんですが、そこから興味を持ち始めて、小学校5、6年生で初めて自分でリップを付けられるようになりました。そこからいろいろ自分で試してみて、メイクの面白さにハマっちゃいました(笑)」

――鶴屋さんから見た小川さんの印象は?

鶴谷「Girls2の中では『盛り上げ隊長』でムードメーカーみたいな存在ですね。オールマイティーで何でもできちゃう人で、歌もダンスも本当にうまいんですけど、度胸もあるからバラエティー番組でもちゃんとリアクションが取れるし、こういった取材でも受け答えがしっかりしているからメンバーにとっても『桜花がいれば大丈夫でしょ!』みたいな安心感があります」

――菱田さんから見た小川さんは?

菱田「桜花ちゃんはすごく話好きでその場の雰囲気を明るくしてくれますし、どこにいても存在感があるのでGirls2の重要人物であり、必要な存在です」

――小川さん、2人からめちゃくちゃ褒められていますね?

小川「うれしいです。今まであまりなかった展開なのでちょっと照れますね(笑)」

――そしてボーカリストとしての小川さんってどんな人でしょう?

菱田「桜花ちゃんの歌声は力強さがあって、一緒にカラオケに行ったりする機会もあるんですけど、いつも桜花ちゃんの歌に惚れ惚れというか、1人で勝手にうっとりしてます(笑)。なんていうかすごく居心地が良い気持ちの良い声を持っているんです。私はすごく好きです」

小川「うふふ(照れ笑い)」

鶴屋「私も桜花の歌は大好きですね。天井がない感じというか。声を張っても、ダンスをしながら歌っても全然苦そうに聴こえない声の出し方で聴いていても心地良い。桜花の歌は人によっては最初に聴くとパワフルなイメージがあるかもしれないんですが、デビューの頃と比べるとすごく成長していて、ちょっとしたフレーズでもちゃんと印象が残る歌い方だったり、表現力の部分でもめっちゃ豊かになっていると思います。尊敬してます」

小川「ありがとうございます!」

――小川さんは現在のご自身をどう受け止めています?

小川「ダンスやボーカルのスキルはもちろん日々磨いていかなくちゃいけないんですが、最近は美咲が言ってくれたバラエティー番組のトークスキルをもっと磨いて面白い話ができるようになりたいんです。やっぱり人を笑顔にできることってすてきだなって思っていて。だからこそどんどんトークを鍛えていきたいです。私たちが出演しているレギュラー番組『この恋イタすぎました』(日本テレビ)でも、視聴者のみなさんを笑顔にできるように(腕をパンパンとたたいて)こっちを磨いていきたいですね(笑)」

菱田「アハハ(笑)」

鶴屋「すごくポジティブにグループを引っ張ってくれているので桜花のこれからに期待してください」

「Girls2」のムードメーカー小川桜花【写真:山口比佐夫】
「Girls2」のムードメーカー小川桜花【写真:山口比佐夫】

「Swipe Up」の歌詞はまるで私のことを歌っているみたい

――次は新曲についてお聞きします。3曲入りの7作目となるEP「Shangri-la」をリリースしました。前回は「Shangri-la」のおススメポイントをご紹介いただいたので、今回は「Swipe Up」の注目ポイントを教えていただきます。

小川「はい。EPに収録した3曲はどれもおススメなんですが、カッコ良くてヒップホップ要素も入っていて、3曲の中では一番ポップな曲が『Swipe Up』なんです。タイトルの通り嫌なことはすべて『Swipe Up』して消し去ってしまおうみたいな歌で、まるで自分のことを歌っているように感じました。というのも私ってすごくポジティブに物事を考える性格なので、良くも悪くも嫌なことをパッと忘れちゃうタイプなんです。だから歌詞もすごく共感できるし、歌っていてすごく気持ちが良いんです。この曲はラップパートも担当していて個人的には『君がいたから頑張れる♪』という歌詞が好きです。Girls2の曲って背中を押してくれるような内容の楽曲が多くて、その中でもこの曲はすごくみんなの背中を押してあげる要素が詰まっていて、ダンスもカッコ良いので見どころも聴きどころも満載です」

――歌と踊りはいかがでした?

鶴屋「ヒップホップの裏のリズムを取っているので、もともと踊りながら歌うような感じでは作られてはいないんですが、実際に振り付けが入ると今までとは違うひと癖もふた癖もあって、そこが楽しいというか。コンセプトも楽曲もビジュアルも自分たちの歌声やダンス、すべてがカチっとハマった感じがしています。この曲のパフォーマンスは毎回楽しいですよ」

――歌詞の言葉自体も踊っているような感じですよね。その中でも注目ポイントは?

鶴屋「今回ライブでお客さんがみんなやりやすい振り付けがあって、それが何回も出てくるんです。曲の中でも1番良い場面なのでぜひライブでみなさんと一緒にやりたいです」

菱田「私はMVに注目してほしいです。今回の舞台セットがすごくカッコ良くて可愛いんですよ。鮮やかなビビットカラーでスプレーアートがあったり。そんなセットの前でサングラスをかけてワチャワチャしたり、やんちゃなところを見せたりするパフォーマンスは、私たちの素の要素も入っているので今までにはないGirls2の一面を出せたんじゃないかなって思います」

鶴屋「今回のMVは今まで以上に自由な感じが出ていると思います」

小川「モニターの前で一緒に踊ってくれるようなめちゃめちゃノリが良い監督さんで、そんな雰囲気が作品になっていると思います」

――では最後の質問です。前回の鶴屋さんと同じく、小川さんに「あの頃の自分に言葉をかけるとしたら?」という質問で締めたいと思います。

小川「中学生の頃の自分に『もっと勉強してね』って言いたいです(笑)」

鶴屋「(笑)やっぱり後悔してることとかそっち側になるよね?」

小川「そう。上京してからドラマ撮影だったりテレビ出演でいっぱいいっぱいになってしまい……言い訳にするのは嫌なんですが、勉強がなかなかできなくて。今は高校3年生になって今後の進路を考える時期なんですが、受験をするにしても中学で学んだことが基本なのでもう一度勉強し直さなくちゃいけないから結構大変なんですよ。こんなに大変な思いをするんだったら、もうちょっと中学のときに勉強しておけば良かったって後悔してます。特に『国語と英語を勉強しとけー!』って中学生の自分に言いたいです(笑)」

□Girls2(ガールズ・ガールズ)2019年6月にデビューした9人組のガールズ・パフォーマンスグループ。メンバーは、特撮実写ドラマ「ガールズ×戦士シリーズ」(テレビ東京系、2017~20年放送)それぞれのオーディションで主演を勝ち取り、歴代ヒロインを務めた卒業生で構成。19~21年には、メンバー全員が「おはスタ」(テレビ東京系)に“おはガール”としてレギュラー出演。22年1月に待望の1stアルバム「We are Girls2」をリリース。6月、ぴあアリーナMMにて初の単独アリーナライブを成功させた。8月、7作目のEP「Shangri-la」リリース。9月3日より全国ツアー「Girls2 Live Tour 2022 “Shangri-la”」がスタート。

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