モデルの長谷川ミラが25日、都内ホールで行われた「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」受賞者発表セレモニーに登壇した。

「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」はグローバルビジネス誌「Forbes JAPAN」による日本発の「世界を変える30歳未満の30人」を選出する企画で、今年が5回目。2022年の30人は22日に公開されたWebサイト、24日に発売された「Forbes JAPAN」の誌面で紹介された。

　この日のセレモニーにはTikTok発でマルチに活躍するモデル・俳優の大平修蔵、音楽家として、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、さまざまな領域を自由に横断しながら活動する江崎文武、チャンネル登録者数は約74万人、総再生数は2億8000万回以上を誇るYouTuber、そしてアパレル会社「MODERN TIMES」のCEOを務める古賀げんじ、Z世代のオピニオンリーダーとして活躍するモデルの長谷川ミラ、卓越したギタープレイとボーカルを持つ、シンガー・ソングライターでギタリストのReiが登壇した。

　長谷川は「20歳になったときに、『Forbes JAPAN 30 UNDER 30』に25歳までに選ばれると決めてチームで頑張ってきたので、受賞することができて感動」と目を輝かせ、「これを成功体験にして、引き続き社会問題を楽しく、かっこよく、私らしく発信していきたい」と言葉に力を込めた。

　ファッションを学ぶためにロンドンの美術大学に留学したことがきっかけで社会問題の発信をスタートさせたという長谷川は「日本でも若い世代の人たちが、間違っていてもいいので気軽に社会問題について話せる空気感を作りたいという思いで今まで発信してきた」と話し、「今、日本ではSNS上で悲しいニュースが続いていますが、干渉せず自分が好きなことを発信して、相手を否定せずに尊重していく空気感を作れたら」と胸を張った。

　また、留学先で他国からの留学生に比べて意見や考えを持っていなかったことを「恥ずかしい」と感じたことが原動力になっているとも告白。大学生へのメッセージを求められると、「気にすんな」と一言を送り、「大学生のときはいろんな情報や周りの子と自分を比べてしまう状況にあると思うんですけど、そこを気にせずに挑戦すると自分なりに進めると思う」とアドバイスしていた。

※江崎文武の「崎」の正式表記はたつさき