俳優の菅田将暉、女優の原田美枝子が23日、都内の浅草寺で映画「百花」（9月9日公開）の大ヒット祈願を行った。

　祈願を終えた後、国の重要文化財である伝法院にて祈願報告トークショーを開催。菅田は「（祈願は）すんごい気持ちよかったです。音とか隙間風の気持ちよさもあるけど、じっと目を閉じて聞いていると、スッと溶けていくような感じ。ヒット祈願ってこっちも気が張るし疲れるけど、全然疲れなかった。むしろ癒やされた」と清々しい表情。何度か浅草寺に訪れているという原田も「穏やかな、静かな気持ちになる時間でした」と笑顔を浮かべた。

「百花」は、「告白」「悪人」「君の名は。」など多数のヒット作を世に送り出してきた川村元気氏が、原作・脚本・監督を務めた作品。記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出をよみがえらせていく息子・泉を菅田、すべてを忘れていく中でさまざまな時代の記憶を交錯させていく母・百合子を原田が演じている。

「もし原田が本当の母だったら？」と聞かれた菅田は、「原田さんは海外に行ったとき友人たちとドライブして回ったと思い出話を聞いた。それ、いいなって思う。だからサングラスして、スカーフを巻いて、スポーツカーに乗った原田さんとヨーロッパの街を回りたい。いくらでも運転するんで」と提案。原田も満面の笑みで同意していた。