北村有起哉が裏社会を駆けずり回る私立探偵に 12月公開映画「終末の探偵」主演決定
俳優の北村有起哉が主演を務める「終末の探偵」が、12月16日よりシネマート新宿ほかにて劇場公開されることが決定した。
新たなアウトロー探偵のキャラクターを生み出す
俳優の北村有起哉が主演を務める「終末の探偵」が、12月16日よりシネマート新宿ほかにて劇場公開されることが決定した。
「終末の探偵」は、北村が演じる型破りな私立探偵、連城新次郎が裏社会を駆けずり回る姿を描く、クライム・エンターテインメント。借金を抱え、酒やギャンブルの悪癖を引きずる半面、情にはもろく、弱きを助け、強きを挫くまっすぐな気性の持ち主。そんな連城新次郎という新たなアウトロー探偵のキャラクターを生み出し、ハードボイルド・ジャンルの伝統的な醍醐味を現代に甦らせる。
本作は単なる懐古趣味ではなく、昭和の高度経済成長期とは様変わりした21世紀の今を色濃く投影した探偵映画でもある。暴力団対策法によって昔ながらのヤクザは衰退の一途をたどり、団地や商店街などの地域コミュニティーは高齢化で崩壊の瀬戸際。さらに外国人差別などの問題にも目を向け、社会で居場所を失い、生きづらさを抱えた登場人物たちそれぞれの葛藤を映し出す。自らの探偵稼業を「裏社会のどぶさらい」と称する新次郎が、そんな閉塞した時代に風穴を開けていく型破りな暴れっぷりは、あらゆる観客に爽快なカタルシスをもたらすだろう。
脇を固めるキャストには、豊富なキャリアを持つ実力派とフレッシュな若手俳優が配された。松角洋平、武イリヤ、青木柚、古山憲太郎、高石あかり。加えて、ベテランの川瀬陽太、麿赤兒らが味のある助演を披露。監督を務めたのは、数多くの海外映画祭に出品された「東京失格」や「キミサラズ」の気鋭、井川広太郎。そして「ディストラクション・ベイビーズ」「ベイビーわるきゅーれ」のアクション監督、園村健介が携わったチェイス&バトル・シーンにも注目だ。
※高石あかりの「高」ははしごだか