「SEPT」最新作「ReverSing」、エンターテインメントが凝縮された8年間の“答え”
音楽・演劇・パフォーマンスをMIXした新世代エンターテインメント・ステージ「SEPT」は、8月18日からこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区)にて、「SEPT A Story of ReAnimation: ReverSing」の上演をスタートさせた。
「ReverSing」は歴代最高級のパフォーマンスで観る者を魅了
音楽・演劇・パフォーマンスをMIXした新世代エンターテインメント・ステージ「SEPT」は、8月18日からこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区)にて、「SEPT A Story of ReAnimation: ReverSing」の上演をスタートさせた。
2020年、21年に上演した「ReAnimation」シリーズ最終章となる本作は、バンド「SPECIA(スペシア)」のボーカル・真宮美空(佐藤日向)を中心とした物語。夢に向かって必死に走り続け、目標としていた大型フェス「ZEST」への出演が決定した。しかし――。
「……声が、出なくなっている」
無情に訪れた夢の終わり。周囲の期待がプレッシャーとなって誰にも相談できず、理想と現実の板挟みとなった美空は独り途方に暮れ、今後行く先をコイントスで決めることにする。「表が出たらまだ続ける、裏が出たら……」。祈るようにコインを弾いたが、結末を見る前に“運命の観測者”を名乗る灰馬(谷佳樹)がコインを拾い、美空の前に“もう1人の自分”だという真宮伊呂波(大平峻也)を呼び出した。
同じ世界に2人の自分。周囲の人々を巻き込み複雑に絡み合う運命。散りばめられた嘘と真実。落ちた世界を舞台に表裏一体の2人が出す答えとは――。
音楽と芝居の融合がSEPT最大の特徴だが、本作はとにかく踊り、ブレイクダンスなどパフォーマンスシーンは歴代の作品の中でも随一。劇中ユニット「HI-END」が立ち上げた新進気鋭の団体「GENIUS(ジーニアス)」と、歴史ある「ZEST(ゼスト)」社が繰り広げるフェスバトル「RE:VS(リバーサス)」は、“リアルの世界”さながらのド迫力だ。
総合プロデュース・脚本を手掛ける杉浦タカオは、「『ReAnimation』最終章として、中心にある“フェス”を表現するにあたり、ラストにふさわしい形は何かを模索し続け、ずっと構想を練っていた『フェスvsフェス』を実現させるべく、演出のウチクリ内倉と練ってきました。物語の中でオールジャンルのフェスを行うことで、幅広いパフォーマンスをお届けし、そしてダンスチームなどバンドとは毛色の違うチームがいることでよりエンターテインメント性を強め、より多くの方に楽しんでいただけるスタイルとして、この最終章の幕を閉じれればと思います」と、思いを語っている。
新キャストの「STU48」甲斐心愛と西葉瑞希が演じる椎名眞幌をはじめ、「ReAnimation」シリーズのストーリーを担ってきた伊藤祈留(ピコ)・玲(みのり/まなみのりさ)の伊藤兄妹、恩田未来(村田寛奈/9nine)、楠那智(浜川英也)らも登場。さらに、雛(今村美月/STU48)、MiKO(Machico)とKOSEI(大山天)、相澤悠真(少年T)と、日替わりゲストを“トリプルキャスト仕様”で迎える。
SEPT主宰の杉浦タカオは、「音楽と芝居のコラボレーションを根幹に届け続けたSEPT。その答えがここにあると思います。ステージに生きるキャラクターその全てが主人公であり、仲間を支える大事なきっかけ。生きざまを見届けたうえでのフェスは、心のどこかに何か届けられるものになっていると感じています。たくさんの仲間たちに支えられて今があり、このようなご時世にもかかわらず、全員揃って、届けられることが一つ目の奇跡。あとはご来場いただく皆様と一緒に答えを出せればと思っています」とメッセージを送っている。
エンターテインメントがすべて詰まった、現時点での「最終進化形」。SEPTが8年間追い求めてきた“答え”の目撃者となれ!