女優の和田瞳、濡れ場&キスシーン初挑戦! “モテる女”を研究「モテる仕草をググって」

タレント・女優として幅広く活躍する和田瞳【写真:山口比佐夫】
タレント・女優として幅広く活躍する和田瞳【写真:山口比佐夫】

濡れ場シーンのみならず「人間ドラマに注目していただければと思っています」

――役作りにルーティンがあるとお聞きしました。

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「私は毎回、自分で決めてやっているルーティンがありまして、その役と向き合ったあとに、香水を決めるんですよ。その子はどういう匂いがするのか。自分で考えて決めるんです。きょうも香水をつけてきました。これが、私の中の一美像なんですよ」

――甘い香りがします。

「バニラ系の香りです。撮影中もこの香水をつけていました。自分で香水を決めると、気持ちの切り替えもすぐにできるので、大切にしているんです」

――人気グループ「BOYS AND MEN」のリーダーとして活躍する水野さんとの共演はどうでしたか。撮影は4、5日間の短期間だったとお聞きしています。

「すごくいい方で、楽しかったです。顔合わせをしてから3週間、撮影の3日目がラブシーンだったので、そこまでに関係値を作ることに苦労しました。自分でできることとして、撮影前に『BOYS AND MEN』さんの番組、MV、ライブ映像を観させていただいて、水野さんについて知ろうというところから始めて、本番に臨みました」

――本作でキスシーン、濡れ場に初挑戦でした。

「それがまったく緊張しなかったんです。むしろ、水野さんはどんな人なんだろうという最初の顔合わせが一番緊張しました。そのあとはあまり緊張せず、ベッドシーンの撮影時も、カメラが止まると、みんなでわいわい話すような雰囲気で。スタッフのみなさんの計らいもあって、何も緊張せずに撮影できました。和気あいあいとした撮影現場でした。キスシーンで大変だったことがありまして、水野さんが血のメイクをしていたので、キスをしてカットになるたびに私の口元に血のりが付いて、毎回ふき取るのに苦労しました(笑)」

――次第に心を通わせていく茂と一美の姿が印象的でした。お気に入りのシーンは?

「予告映像などを観ると、『濡れ場が気になる』と思われる方がいるかもしれませんが、人間ドラマに注目していただければと思っています。私が一番好きなのは、最初に茂と一美が一緒に車に乗るシーンです。2人の表情から絶妙に意識し合っていることが伝わって、でも、どっちも『好き』とは言葉に出さない。人を好きになるっていいよね、みたいなことを一美は言いながらも、誰が好きかは言わない。茂はニコニコしていて……。すごくいい関係性だなと、ほっこりしたシーンを観ることができます」

――夜の街を茂が運転して、一美と会話をするロマンチックな場面ですね。

「実は、あのシーンは実際には運転していないんです。スタッフさんみんなで車を押して、照明で光をさえぎって、車が動いているような効果を出して。手動で撮影したシーンだったんですよ。窓を閉め切って、マイクがあるだけなので、2人だけの空間という感じで、演技がやりやすいシーンでした」

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