キンプリ平野紫耀、10月期「クロサギ」でTBSドラマ初主演「僕のイメージは“騙される”側」

「King & Prince」の平野紫耀がTBSの10月期の金曜ドラマ「クロサギ」(毎週金曜午後10時)で主演を務めることが19日、分かった。

平野紫耀が「クロサギ」でTBSドラマ初主演【写真:(C)TBS】
平野紫耀が「クロサギ」でTBSドラマ初主演【写真:(C)TBS】

演じるのは「詐欺師を騙す詐欺師“クロサギ”」

「King & Prince」の平野紫耀がTBSの10月期の金曜ドラマ「クロサギ」(毎週金曜午後10時)で主演を務めることが19日、分かった。

 本作は、詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズで、2003年から13年まで「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」(ともに小学館)にて連載。単行本は累計発行部数850万部を超える超人気作品だ。連載中の06年にはTBSにて山下智久主演で連続ドラマ化、08年には映画化もされた。

 今作では、13年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“クロサギ完全版”として新たにドラマ化。22年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に「クロサギ」が喰らいつく。「詐欺」が誰にとっても身近な脅威となっている現代の日本で、「クロサギ」がどのように暗躍するのか。さらに、原作完結前の前ドラマシリーズでは描かれなかった、主人公・黒崎vs家族を奪った最大の宿敵の直接対決も今作のみどころとなる。

 主人公の黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)を平野が演じる。TBSドラマ初主演となる本作で、この世に唯一存在する「詐欺師を騙す詐欺師“クロサギ”」に挑む。

 15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐を決意し、「クロサギ」という生き方を選ぶ。黒崎がターゲットとするのは、父を陥れた詐欺師と同じ、人を騙して金銭を奪うプロの詐欺師「シロサギ」。過去の経験から法律は人を守ってくれないと考える黒崎は、その怒りを原動力にいつかは父を騙した詐欺師「御木本(みきもと)」にたどり着くべく、「この世のシロサギを全部喰ってやる」と心に決め、生きる目的としている。

 表向きは自らが住んでいるアパートの大家をしており、黒猫の「クロ」を飼っている彼は一見人当たりの良いごく普通の青年で、誰にでも分け隔てなく接する飄々とした人物。しかし、過去の出来事から誰も信じない、誰のことも頼らない孤独な人生を送っている。そんな一匹狼の黒崎が、さまざまな人間との出会いの中で自らの過去と向き合い、葛藤し、変容していく姿も見どころとなる。劇中で繰り広げられる、「シロサギ」との巧妙な心理戦や警察との攻防戦にも注目だ。

 黒崎を演じる平野のTBSドラマへの出演は、2018年の火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』以来、約4年ぶりとなる。『花晴れ』や映画「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~」シリーズ(19年、21年)など、女性を魅了する“王子様”を多く演じてきた平野。だがTBSドラマ初主演となる今作では、これまでと雰囲気をガラリと変え、“詐欺師を騙す詐欺師・クロサギ”として新境地を開拓する。壮絶な過去にもがき苦しみながらも、クロサギとして詐欺師に立ち向かう孤独なダークヒーローを、平野がどのように表現するのか期待が高まる。

 平野紫耀のコメントは以下の通り。

「オファーをいただいたときは、うれしいと同時にびっくりしました。恐らく世間の皆さまが知っている僕のイメージは“騙される”側だと思うので(笑)、“詐欺師を騙す詐欺師”という役をやらせていただけることは、とても光栄です。このドラマでは、『クロサギ』として本気で騙しにいきたいと思っています!

 頭が切れて1人で飄々と生きる黒崎は、純粋にかっこいいなと思います。もちろん人を騙すこと以外ですが、何事もスマートにこなす人間力や強さには憧れる部分もあります。ただ黒崎の気持ちになって台本を読んでいると、彼が抱える痛みもどんどん伝わってくるんですよね。「クロサギ」として強い部分を持っている中でも、壮絶な過去を背負った黒崎の繊細さや柔らかさというのは忘れずに演じていきたいです。この作品では今までの僕のイメージを一気に払拭して、新たな一面をお見せ出来たらと思っています。

『クロサギ』という作品の魅力、そして僕が感じているドキドキやワクワクが見てくださる皆さまにも伝わるように、楽しみながら精一杯演じさせていただきます。ぜひ楽しみにしていてください」

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