WWE・イケメン二郎とスターダム・白川未奈、6年前の秘話 情熱をぶつけ合った両国の夜

米WWEからうれしいニュースが届いた。イケメン二郎がマイルズ・ボーンをイケメンスラッシュで撃破し「NXTレベルアップ」でシングル戦4連勝を飾った。

激しいトレー二ングを経て夢をかなえた白川未奈【写真:本人提供】
激しいトレー二ングを経て夢をかなえた白川未奈【写真:本人提供】

「NXTレベルアップ」でシングル戦4連勝を飾ったイケメン二郎

 米WWEからうれしいニュースが届いた。イケメン二郎がマイルズ・ボーンをイケメンスラッシュで撃破し「NXTレベルアップ」でシングル戦4連勝を飾った。

 序盤戦で優位に立ったイケメン。ボーンをコーナーに追い詰め、頭をなでて子ども扱いすると、ボーンのショルダータックルも反動そのままに立ち上がってみせた。

 余裕たっぷりのイケメンに、ボーンが怒り出した。カウンターのドロップキックからスープレックス、ブレーンバスターを繰り出してきた。

 さしものイケメンもタジタジとなったが、そこはシングル戦3連勝の勢いがある。スピニングヒールキック、ドラゴンスクリューで形成逆転。ジャケットパンチ5連打からイケメンスラッシュをたたき込んで3カウントを奪った。

「NXTレベルアップ」でダンテ・チェン、ルー・フェン、クインシー・エリオットに続いてボーンを撃破してシングル戦4連勝を収めたイケメン。2021年5月のWWEデビューから1年。WWEでのポジションも着実に築きつつある。

 幼少のころからプロレス好きの父の影響もあり、プロレスラーになることを夢見てきたが、11年暮れにSMASHで待望のデビュー。その後、WNC、WRESTLE-1、全日本プロレス、DDTなど多くの団体で活躍後、究極の夢だったWWE上陸を果たした。

マイケル・ボーンにジャケット掌底を放つイケメン二郎【写真:(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.】
マイケル・ボーンにジャケット掌底を放つイケメン二郎【写真:(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.】

 日本で活躍していた16年11月、全日本の東京・両国国技館大会でGAORA TV王座を奪取し、初のシングル王座を手に入れた。コロナ禍前とあって、その夜は大会後の恒例だった飲み会となったが、期せずしてイケメンの祝勝会となった。獲得したばかりのべルトを持参して駆けつけてくれたイケメンに、参加者はみんな大喜び。気さくな新チャンピオンに大いに盛り上がった。

 実はその中に、今やスターダムの人気選手の1人、白川未奈がいた。当時はグラビアアイドルとして活動しながら、プロレスサイトのプロレス応援部長にも就任。そのプロレス愛は半端なかったが、応援するだけでは物足りず「いつかはプロレスラーになりたい」と、密かにトレーニングも積んでいた。

 ほろ酔い加減で、イケメンとのプロレス談議に華が咲く。白川のプロレス愛に驚きを隠せなかったイケメンは、プロレスラーのトレーニング法、試合に向けたコンデションの仕上げ方、ケガとの闘い、興行のシステム……さまざまなプロレス界の生情報を明かしてくれた。

 グラドルならではの分析話も聞かれた。「口角が上がっていると、人気者になれる。キュッと口角を上げるためのトレーニングもする」と白川。確かにアイドルなどスターの口角は上がっていることが多い。真っすぐな口は気難しそう、への字口は不機嫌そうに見えてしまうが、口角が上がっていると、にこやかで幸せそうな表情に見えるからだという。

 イケメンもそうだった。口角が上がっていた。当時、すでに人気者だったイケメンだが「俺、スターになれるかな」と、うれしそうだったのを思い出した。今や、イケメンはWWEの一員。白川も18年に待望のレスラーデビューを飾り、20年にはスターダムに参入し貴重な戦力となっている。

 スターになった2人。もはやまぶしいばかりだが、6年前の両国の語らいが鮮やかによみがえってきた。

次のページへ (2/2) 【写真】白川未奈の大胆すぎるコスチューム姿
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