全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める日本唯一の全国版ミスキャンパス「ミスユニバーシティ 2022」今年は全国で1000人を超える応募者の中からグランプリを目指し、地方大会を勝ち抜いたファイナリスト20人が決定した。「今できること」をキャッチフレーズに次世代のオピニオンリーダー（＝Next Leader）の発掘と女性活動のフィールドを広げることを目的とした本大会。9月に迫った日本大会を前に今年のファイナリストたちを紹介。今回は大阪代表の吉原愛香さん（上智大学2年生）をピックアップ。

――趣味、特技について。

「10年間、中国の広州に住んでいたので英語と中国語が得意です。小学校のときからダンスをやっています。中国に住んでいたとき、ダンスで大会に出場したことがあります。中学校のときにはバスケットボールもやっていました」

――応募したきっかけは？

「母がブライダルのイベントに参加したとき、『ベストオブミス』に出場された方にお話を聞いて応募を決めました」

――あなたの強みと弱みを教えてください。

「コンプレックスというか、体型を気にしてしまうことがあります。10年間、中国に住んでいたので戻ってきてしばらくは日本の常識が理解できないこともよくありました。帰国子女だからということで距離を置かれてしまったり、自分の意見を言うと空気を読めないと言われたり。ちょっと悲しかった思い出があります」

――ファイナリストに選ばれて変化したことは？

「変わったことは、大阪代表としてて責任感が芽生えて、体型管理などが変わってきました。今まで自分とちゃんと向き合ってこなかったので、大会期間中のトレーニングは大変でしたが、自分の強みや弱みをしっかり知ることができて理想の自分と現実の自分みたいなギャップを知ることができました。これからは自分の嫌なところも正直になれるように克服して自分らしく生きられるようにしたいと思っています」

――大会を通して学んだことは？

「周りのファイナリストの方がSDGs活動に積極的に取り組んでいるのを見て自分の視野が広がりました」

――憧れの人は？

「母です。私の母もいろんな活動をしていて、いつも周りを引っ張るまとめ役として人と人とのつながりを大切にしています。人と人がつながることで自分の価値観も変わっていくし、世界も変わっていくということを幼い頃から見てきたので、母のような人間になりたいと思っています」

――SDGs達成のために実践していることは？

「今は貧困問題に注目しています。やっぱり格差というのは海外だけでなく日本にもあることを理解しながら、衣服のリサイクル活動や募金活動など、自分が今できることで行動したいと思っています」

――あの頃の自分に言葉をかけるとしたら？

「高校進学のときに日本に帰国するか、インターナショナルスクールに進むか迷っていた自分に『そのまま自分の目標に向かって行けば、きっと進めるからそのままでいいよ』って背中を押してあげたいです」

――ファイナルに向けて自分自身にひと言。

「『周りと比べずに自分と戦ってね』って言いたいです」

――10年後の夢は？

「海外で働いていたいです。国籍も国境も関係なく世界中の人とつながって働きたいと思います」

――好きなものを1つだけ思い切り食べられるとしたら？

「みたらし団子です（笑）。大好きなんです」

　吉原愛香さんが出場する「ミスユニバーシティ 2022」日本大会は9月26日に開催を予定している。

「ミスユニバーシティ 2022」ファイナリスト（20人）
山本礼乃さん／北海道代表・北翔大学
佐藤璃那さん／青森代表・弘前大学
山口理子さん／茨城代表・放送大学
堤萌さん／栃木代表・慶應義塾大学
長沼麻陽さん／群馬代表・武蔵野大学
米澤心寧さん／埼玉代表・駒澤大学
平田緑咲さん／千葉代表・千葉大学
鬼束ももさん／東京代表・聖心女子大学
小清水伶奈さん／神奈川代表・東洋英和女学院大学
阿達花梨さん／新潟代表・二松学舎大学
ラミレス・ナイラさん／山梨代表・国立音楽大学
鈴木夏琉亜さん／静岡代表・静岡県立大学
鈴木海月さん／愛知代表・金沢工業大学
石原令さん／京都代表・日本女子体育大学
吉原愛香さん／大阪代表・上智大学
水田汐音さん／兵庫代表・大阪音楽大学
大心池みゆさん／広島代表・広島市立大学
神薗希帆さん／福岡代表・北九州市立大学
吉良美優菜さん／大分代表・大分医師会看護専門学校
林夏鈴さん／沖縄代表・沖縄県立看護大学