お笑いコンビ「バッドボーイズ」の佐田正樹の著書「佐田のホビー」（KADOKAWA）の出版記念イベントが9日、都内で開催され、YouTubeでおなじみのメンバーが顔をそろえた。

　同書は4月に発売され、5万部を突破する反響となった。趣味の車やバイク、DIYなどに焦点を当て、おしゃれな自宅リビングを初公開するなど、佐田ファンにはたまらない1冊となっている。

　親交の深いキクチウソツカナイ。が進行役を務める中、姿を見せた佐田は「はい、どうも総長系YouTuberの作田です」とのせりふを絶叫。会場を見渡し、「意外と女性がいるのがびっくり。4分の1が女性じゃないの」と笑顔を見せる。ちなみに「うちの視聴者は96％男性ですから。女性は4％」と付け加えた。

「後ろにでっかい輩がいますね」と視線を向けると、YouTubeの常連・横兄の姿も。なお、横兄はイベント終了後、撮影会の列ができるほど人気を集めていた。

　仲間と熱烈なファンに囲まれ、意気揚々の佐田だったが、「今日お尻の穴見られてきたんですよ」と体調不良の告白からスタート。

「少し前にマレーシア行ってて、帰国後、ずっと下痢が止まらなくて。昨日の夜から腹痛くて寝込んでてトイレから出れない状態。たまらんから、病院行ったんです。初めて行く病院で当たりが強んですよ。お尻に棒突っ込んで、痛い！勘弁してくださいって」と明かした。

　書籍の裏話で盛り上がり、ビジョンには「裏・佐田のホビー」と題して未掲載写真を紹介した。最初は模造刀を持った写真で、「この写真は本に載せちゃダメですよね」と苦笑い。「福岡の後輩たちからのプレゼントなんですよ。結婚祝いで。私、ケーキ入刀これでやりましたからね」と、説明した。

　続いてのお蔵入りカットは、1973年式カワサキ350SSマッハIIとの絵になる2ショットで、「（撮影場所は）横兄のコーストラインの駐車場。かっこいいでしょ」と照明を巧みに使ったカメラマンの仕事を絶賛した。一度、愛車の話になると止まらない。「このときまだノーマルやったんやね。マフラー替えてサス替えてシート替えてね。今度、ハンドルまで替えようしているからね。風防つけて三段つけようとしているからね。結局、改造したら止まらないですよ。ノーマルならノーマルで置いておかないと、1個カスタムしたら最終形までいかんと…」とまくし立て、最後は司会からは「分かる人が少なすぎる」と、ストップがかかった。

　横兄との未公開2ショットもお披露目され、「出会わないほうがよかったんですよ。出会ったから私のバイクが過激になっていった」と話し、笑いを誘った。

　ゲストコーナーでは、「ラフ・コントロール」重岡謙作、武井ドンゲバビーを迎えたトークを展開。また、質問コーナーでは参加者からの質問に答えた。

「愛車の好きなところ」を問われると、「形ですね。フォルムです」と即答。「結局、好きなものって形なんですよね。Tシャツでもどんなに高いブランドのものより、GUでも自分の身体にフィットしたほうが気に入りません？　色とかどうでもよくて形で全部選んでいますね。愛車でもなんでも。だから一生愛せるんですよ」と自論を披露した。

　現在、愛車は車が76年式日産ローレル、76年式マツダ・シャンテ、ハイエース、バイクが80年式ヤマハXJ400、80年式カワサキZ750FX、マッハ、原チャリとそろえている。春に倉庫を手に入れ、新たな愛車も物色している。そのターゲットは「売ってないと思うんですよね。僕が狙っているものって。ずっと探しているので」と意味深にニヤリ。

　そして「バイクはとにかく音だと思っている。こないだ、マジかこの音と思ったのはホンダのジェイド。めちゃくちゃ音いいんですよ。甲高い音が出るんですよ。本当、CBXと間違えるくらい。ジェイドはホント狙っています。ジェイドはやばいよ。次、族車作るならジェイドで作りたい。250CCやから車検関係ないから」と明かした。「増えていくのはお楽しみに。カスタムもお楽しみに」と期待をあおった。

　今や佐田のYouTubeに登場するバイクは中古市場で高騰すると言われるだけに注目が集まる。

　YouTubeチャンネルの登録者数は81万5000人を突破。よかったことを聞かれると、佐田は「好きを共有してくれる人がいっぱい増えたのが一番。仲間が増えたってことですね。しゃべれる友達が増えた」と、出会いに感謝した。

　書籍の好評により、第2弾、第3弾を求める声も上がった。ソフビ（ソフトビニール人形）熱をアピールした佐田は、「もっともっと見せたいものがある。まだ写していないバイクや車もいっぱいありますかね。特化したものをやらせていただきたい」と意欲を見せた。

◆オンラインアーカイブチケットは14日正午まで発売中
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