「エール」窪田正孝インタビュー、ハーモニカを1人で吹くシーンで感じたこと

NHKの連続テレビ小説「エール」(3月30日スタート)の主人公を務める俳優の窪田正孝がインタビューに応じた。窪田は高校野球の「栄冠は君に輝く」など、数々の名曲を生み出した福島出身の天才作曲家・古関裕而さんをモデルにした古山裕一役を務める。その妻でヒロインの関内音役は、女優の二階堂ふみが演じる。窪田に意気込みを聞いた。

ハーモニカを吹く、窪田演じる古山裕一(C)NHK
ハーモニカを吹く、窪田演じる古山裕一(C)NHK

福島出身の天才作曲家・古関裕而さんがモデルの主人公

 NHKの連続テレビ小説「エール」(3月30日スタート)の主人公を務める俳優の窪田正孝がインタビューに応じた。窪田は高校野球の「栄冠は君に輝く」など、数々の名曲を生み出した福島出身の天才作曲家・古関裕而さんをモデルにした古山裕一役を務める。その妻でヒロインの関内音役は、女優の二階堂ふみが演じる。窪田に意気込みを聞いた。

――朝ドラとこれまでやってきたドラマとの違いがあれば教えてください。

「男性として6年ぶりに男性主演をやらせて頂きますが、僕の中で、朝ドラの“顔”は(二階堂)ふみちゃん。彼女が一番輝ける瞬間をたくさん作れたらいいなと思ってやっています。僕の家族や親せきが朝ドラと大河ドラマは欠かさず見ていて、(朝ドラ主演が決まった時に)すごく喜んでくれて、プレッシャーではなく、ワクワクして、家族を喜ばせたいと思いがありました」

――朝ドラの現場はいかがですか。

「朝ドラは撮り方や、スケジュールが独特です。基本的に土日は休みですし、月曜から金曜までNHKに通いスタジオで撮る。そして、たまにロケ。現代の物語ではないので、毎回セットの中にいます。でも、新しいセットで新しい出会いがあるので毎回楽しいです」

――二階堂さんとの共演はいかがですか。

「ふみちゃんの女性から見る視点が、男性からの視線と台本のとらえ方が違っているんです。(現場でも)すごく臨機応変の対応をしてくれていて、人を立てるのがうまい女優さんだなと思います」

――役作りで特に気を付けたことや、主人公のモデルになっている古関裕而さんの人生を知って、感銘を受けたことがあれば教えてください。

「天才だけど、敵が誰もいない。古関さんを知っている人で、悪口を言う人がいない。それがすべてかなと思っています。役作りでも“肝”にしています。誰かに好かれるために、自分に嘘をつく瞬間が誰にでもあると思うんですが、そういうことではなくて、誰かを憎んだりとか怒ったりしない。すごい煙たがられても、最終的に認めさせる才能があったり、毛嫌いする人を音楽の力、古関さんの人格で大きく包み込むという雰囲気があるんです」

――古関さんは繊細さと情熱を持っている方というイメージがあります。

「古関さん自身が本当に無邪気な方だったと聞いています。お人柄と誰もが好きな音楽というところが一致というか、遺伝子のひとつに組み込まれているという感覚です。そうでなければ、5000曲もかけないと思います」

――二階堂さん演じる妻の音さんについては、どのように感じていますか。

「色々、お話を聞かせてもらいましたが、すごい奥さんだと思います。いつの時代も強い女性はいるが、そのさきがけ的な女性だと思いました。自分に嘘がつけない真っすぐな人。ふみちゃんが説得力をもって演じてくれていて、違和感なく横で見させてもらっています」

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