“日本一の女子大生”は空手と柔道の有段者 受賞から1年「可能性が広がった」【女子大生ミスコン】

全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める日本唯一の全国版ミスキャンパス「ミスユニバーシティ 2022」今年は全国で1000人を超える応募者の中からグランプリを目指し、各地方大会を勝ち抜いたファイナリスト20人が決定した。「今できること」をキャッチフレーズに次世代のオピニオンリーダー(=Next Leader)の発掘と女性活動のフィールドを広げることを目的とした本大会。9月に迫った日本大会を前に昨年の「ミスユニバーシティ 2021」でグランプリを獲得した関西大学4年生の吉田三莉さんに話を聞いた。

「ミスユニバーシティ 2021」グランプリ吉田三莉さん(関西大学4年生)【写真:ENCOUNT編集部】
「ミスユニバーシティ 2021」グランプリ吉田三莉さん(関西大学4年生)【写真:ENCOUNT編集部】

2021グランプリ・吉田三莉さんが1年間の活動を振り返る

 全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める日本唯一の全国版ミスキャンパス「ミスユニバーシティ 2022」今年は全国で1000人を超える応募者の中からグランプリを目指し、各地方大会を勝ち抜いたファイナリスト20人が決定した。「今できること」をキャッチフレーズに次世代のオピニオンリーダー(=Next Leader)の発掘と女性活動のフィールドを広げることを目的とした本大会。9月に迫った日本大会を前に昨年の「ミスユニバーシティ 2021」でグランプリを獲得した関西大学4年生の吉田三莉さんに話を聞いた。

誰もがアッと驚く夢のタッグ…キャプテン翼とアノ人気ゲームのコラボが実現

――あらためて自己紹介をお願いします。

「『ミスユニバーシティ 2021』グランプリの吉田三莉と申します。関西大学4年生で災害情報学を学んでいます。特技は空手と柔道でどちらも黒帯です」

――「ミスユニバーシティ」に応募したきっかけは?

「もともと大学に入ったとき、一歩前に踏み出したいと考えていましたが、『どうせ自分が可愛いと思ってるんでしょ?』って周りに思われるのが嫌で、自分のやりたいことが思い切りできないモヤモヤした気持ちを抱えていました。また当時はコロナ禍で学校にも通えず、ずっと家にいたので学生の間に何か成し遂げたいという思いが膨らんでいました。そんな時、たまたまSNSで『ベストオブミス』の大会を見たのがきっかけで、『私も挑戦してみよう』と決意しました」

――大会期間中一番大変だったことは?

「完璧主義に徹しすぎたところです。ちょっとでもできないことがあると『なんでできないんだろう?』って自分を責めすぎて追い込んでしまうところが一番大変でした。私の尊敬する恩師から『人は欠点があるからこそ成長できるんだよ』と教えていただきました。その言葉がきっかけで乗り越えることができました」

――吉田さんの尊敬する恩師とは?

「空手の先生です。誰ひとり雑に扱わず、道場生1人1人の目を見て丁寧に接してくださるあこがれの女性で、私が試合のときもいつも恩師がそばにいてくれるんです」

――ミスユニバーシティにチャレンジして成長できたことは?

「客観的に物事を見られるようになりました。実際に活躍されている方の多くは常にいろんな人の話を素直に聞いて、必要なことは素直に吸収するという謙虚な姿勢を持っています。私はこれまで周りの意見を素直に聞き入れることができていなかったので、この大会を通して多くの人と出会ったことがきっかけで物事を客観的に冷静に判断することを身に付けました」

――1年前のファイナルのステージを振り返ってみて。

「グランプリをいただいて信じられないという気持ちでした。いろんな人への感謝の気持ちでいっぱいでした。まずは私の家族です。たくさん迷惑をかけてしまいましたが、最後まで私の話を聞いてくれて見守ってくれました。そして大会を通じて一緒に最後まで頑張った仲間たちへの感謝も忘れません」

――「ミスユニバーシティ 2021」から間もなく1年がたちます。

「あっという間でしたが、とても充実した1年でした。『ミスユニバーシティ 2021』日本代表になってから3つほどプロジェクトを始めています。ミスユニバーシティ全体としては『子ども食堂』と『振袖プロジェクト』がスタートしました。振袖プロジェクトは経済的理由で振袖を着た写真を撮れない人たちに振袖をお貸しして写真撮影、アルバムも製作するというプロジェクトです。そしてもう1つが寄付活動です。代表に選ばれてから積極的に活動することができるようになりました。昨年、グランプリを獲っていろいろと可能性が広がり、まずはチャレンジをしてみるという姿勢がとても大切だなと感じます」

――オピニオンリーダーとしてどんな活動をしていますか?

「大学で学んでいる災害情報学をきっかけに実際に多くの人にSNSで防災を訴える活動を行っています。ミスユニバーシティになってSNSの発信や実際の活動に注目していただくこと多くなり、現場で声をかけていただくことが多くなり、阪神大震災の被災者の方からも声をかけていただきました。これからも災害は他人事ではなく自分事と思っていただけるように活動していきたいと思います」

ミスユニバーシティ 2021グランプリの吉田三莉さんと2022ファイナリストたち【写真提供:(C)ベストオブミス】
ミスユニバーシティ 2021グランプリの吉田三莉さんと2022ファイナリストたち【写真提供:(C)ベストオブミス】

ファイナリストにエール「最後まで自分を信じて」

――今年のファイナリストにエールを送ってください。

「やっぱり自分と向き合い続けるのはとても大変なことで苦しいことだと思います。それでも最後まで自分を信じてグランプリを獲ると思い続けた人が、どんな結果であれ最後に良いものを得られると思います。ですから最後まで自分を信じて、向き合い続けて、頑張ってほしいと思います」

――未来のミスユニバーシティを目指したい女性に向けて。

「私はこの大会を通じて全国に仲間ができたというのが大きかったです。この大会を通じて知り合った仲間は自分の良いところも悪いところも全部認めてくれている存在です。そんな仲間が全国にいるというのが私にとっては財産ですし、出場して良かったと思っています。何より挑戦することが大切で、結果を残すことも大事ですけど、一歩前に踏み出して何かをやり遂げたという達成感が絶対に財産になるはずです。もしあなたが何か自分の中に抱えているものがあれば気にせずに一歩踏み出せばいいと思います」

――10年後の目標について教えてください。

「この人を超えたいと思ってもらえるような人になりたいです。自分の目標に対して突き進んでいる人が私はカッコいいと思っているので、そんなカッコいいと思ってもらえるような人物、我が道をしっかり歩いてると言われるような女性になりたいと思います」

 吉田さんの「ミスユニバーシティ」としての任期は9月末。今年の大会が終わるまでオピニオンリーダーとして活動を続ける。

「ミスユニバーシティ 2022」ファイナリスト(20人)
山本礼乃さん/北海道代表・北翔大学
佐藤璃那さん/青森代表・弘前大学
山口理子さん/茨城代表・放送大学
堤萌さん/栃木代表・慶應義塾大学
長沼麻陽さん/群馬代表・武蔵野大学
米澤心寧さん/埼玉代表・駒澤大学
平田緑咲さん/千葉代表・千葉大学
鬼束ももさん/東京代表・聖心女子大学
小清水伶奈さん/神奈川代表・東洋英和女学院大学
阿達花梨さん/新潟代表・二松学舎大学
ラミレス・ナイラさん/山梨代表・国立音楽大学
鈴木夏琉亜さん/静岡代表・静岡県立大学
鈴木海月さん/愛知代表・金沢工業大学
石原令さん/京都代表・日本女子体育大学
吉原愛香さん/大阪代表・上智大学
水田汐音さん/兵庫代表・大阪音楽大学
大心池みゆさん/広島代表・広島市立大学
神薗希帆さん/福岡代表・北九州市立大学
吉良美優菜さん/大分代表・大分医師会看護専門学校
林夏鈴さん/沖縄代表・沖縄県立看護大学

次のページへ (2/2) 【写真】日本一の女子大生・吉田三莉さんのショートパンツ×ロングブーツの私服姿
1 2
あなたの“気になる”を教えてください