愛称は“Tポイントカード” オーナーが語るテスラ乗りの特徴は「変人ぞろい」
愛車を手に入れたら、自分好みにカスタムしたいもの。7月に東京・東雲で開催されたテスラのオフ会でひときわ目立っていたのが、50代男性オーナー“まるけさん”のテスラ・モデル3だ。黄色と濃い青の色使いは、「Tポイントカード」の愛称で呼ばれているという。男性に愛車のこだわりを聞いた。
「まだ増殖中」こだわりカラー誕生の理由
愛車を手に入れたら、自分好みにカスタムしたいもの。7月に東京・東雲で開催されたテスラのオフ会でひときわ目立っていたのが、50代男性オーナー“まるけさん”のテスラ・モデル3だ。黄色と濃い青の色使いは、「Tポイントカード」の愛称で呼ばれているという。男性に愛車のこだわりを聞いた。(取材・文=水沼一夫)
男性が電気自動車(EV)のテスラを購入したのは2年前の12月。
「前の車をちょっとぶつけてしまったので、そろそろEVにするかなと思ってリーフを調べていたら、YouTubeで安いテスラが出ているというのを知りました。で、調べたら、どんどん欲しくなってしまった。実物を見る前にポチっとしてしまいました」
乗っていた車はミニバンのシトロエンC4ピカソというから、がらりと変わった。
気になる独自のカラーリングは、どのように生まれたのだろうか。
「カスタムというよりもいろいろ貼っているだけですね(笑い)。特にイメージはないんですけど、最初にちょっと目立たないですけど、サイドデカールを入れたんですね。『こういうデザインで』と作ってもらって、それに合わせてシルバーを増やしていこうと思ったんですけど、『青には黄色が差し色で合うよ』と言われて、黄色を増やしていったらこうなりました。まだ増殖中です」
もともと青色はオプションカラーだった。黄色が入り、嫌でも目立つ組み合わせに。
反響は「どこ行ってもすぐばれますよね。あそこいたでしょって。そういうのを言われるのと、最近はよくTポイントカードだって言われます」。
愛称は悪くないと受け止めている。「確かに、と思います。いい話を聞いたと。こういう集まりのときも、皆さんに覚えてもらえるので、よくも悪くも注目いただけるので、よかったです」と笑顔を見せた。
テスラオーナーの特徴は「変人ぞろい」?
テスラの利点については、「まずEVで維持費がかからないというのと、加速、あとコーナリング、走りが楽しいです」と指摘する。
具体的な維持費については、「ガソリン代、燃料費で考えると、めちゃくちゃ減っています。毎月赤字だった交通費がプラスになりました」と激減。「ただ、運転が楽しすぎて、めちゃくちゃ距離を乗っているので、高速代がめちゃくちゃかかっています。それは、あまり言わないようにしているんですけど(笑い)。運転が楽で、楽しいのが災いしていいますね。2年でたぶん8万キロぐらいのペースです」とうれしい悲鳴を上げた。
充電ポイントは「まったく気にならないですよね。普段、家充電なので」と不安はないという。「遠出するときも、基本スーパーチャージャー(急速充電ネットワーク)につなげますし、充電カードも作っているので、いざとなれば高速とか継ぎ足しで十分いけます」と続けた。
定期的にソフトウエアがアップデートされるテスラ。先進性のイメージは他を凌駕している。
「新しい機能はよく分かっていないんですけど、オートパイロットは楽ですね。最近は他の車にもついているのかなと思いますけど、今まではついていても全く使ったことがなかったんですよね。今回初めて使って、実際実用的にサポートしてもらえる機能だなというのは実感しています。高速だと基本、何もしなくて進みます。高速レベルだと車線をはみ出すこともないですし、高速はめちゃくちゃ楽ですね」と満足度は高い。
テスラのイベントには積極的に参加し、オーナー同士の交流を深めている。
「だいぶ広がりました。仕事も住んでいるところも違う人たちと知り合いになれるのは楽しい。テスラオーナーの特徴? 変わった人です。特にイベントに出てくるような人は変人ぞろいですね、いい意味で(笑い)。新しいもの好きでちょっと遊び心があります」
テスラ持ちには裕福層のイメージもあるが、「それはそうでもない。頑張って10年ローンで払っている若い子もいっぱいいます」との見解。
「やっぱりそれは買った後の維持費が安いからできることかなと思うんですよね。ガソリンが高い今の時代、ガソリン車でいい車を買っても、走るたびにお金がかかっちゃうので、それがかからないというのが大きいかなと。ほかのEVがいっぱい出てくると思うんですけど、常に一歩前を走っててくれればうれしい」とほほ笑んだ。