「落ちたら骨折」「動物虐待」 うさぎの展示方法に批判殺到、運営元「今後是正いたします」

ショッピングモールで開催された動物ふれあいイベントの動物の展示方法をめぐり、ネット上で安全管理について疑問の声が拡散している。運営元は「ご心配をおかけしてしまった」として、今後展示方法を是正するという。

高さ1メートルほどの柵のないテーブルに放し飼いにされたうさぎとモルモット【写真:ツイッター(@Moff_takao)より】
高さ1メートルほどの柵のないテーブルに放し飼いにされたうさぎとモルモット【写真:ツイッター(@Moff_takao)より】

高さ1メートルほどの柵のないテーブルの上にうさぎやモルモットを放し飼い

 ショッピングモールで開催された動物ふれあいイベントの動物の展示方法をめぐり、ネット上で安全管理について疑問の声が拡散している。運営元は「ご心配をおかけしてしまった」として、今後展示方法を是正するという。

 問題となったイベントは、7月29日から31日までの期間、イーアス高尾店で開催された「もふもふアニマルパーク」。ツイッターに投稿された画像では、高さ1メートルほどの柵のないテーブルの上にうさぎが放し飼いにされており、投稿者は「動物、特にウサギは落下したら簡単に骨折しちゃうのに、こんな高い机に柵もなしで放置してて…。係員さんは、巡回しててずっとついてるわけじゃないし、第一触れ合うのも机の上みたいで、ウサギは驚いたら跳ぶし、子供なら落としちゃうかもしれない。どちらも不幸になるような展示方法にモヤモヤ…」と展示方法についての疑問をつづっている。

 この他、イベントを開催した「Moff animal cafe 高尾店」の公式ツイッターにも、「高い台からの落下によるうさぎの骨折は半身不随になったり大変危険」「1歩間違えればうさぎ死ぬ展示方法。うさぎ飼ってる身としては見ているだけで背筋がゾッとしますね」「動物虐待に等しい行為」など、厳しい批判の声が相次いでいる。

 動物たちの展示方法は適切だったのだろうか。イベント運営元の株式会社MOFFの担当者は、ENCOUNTの取材に「展示方法については動物愛護センター指導のもと営業許可を得て適切に運営しております。当日にも動物愛護センターに視察をいただき、その指導のもと展示を行いました。今までに事故もなく運営してまいりましたが、一方で今回ご指摘をいただいたウサギとモルモットの展示方法については、今後低い位置に柵で囲いを作り、ふれあうように是正いたします」と文書で回答。

 イベントでの安全管理については「1日あたり7名の人員を配置し、動物、お客様に安全が確保されるように努めてまいりました。当日は動物及びお客様の安全は確保できて運営させていただくことができました。動物の安全、お客様の安全に配慮して、お客様への声かけを行い、動物の交代や休憩時間を作るなどの運営を行っております」としつつ「今回、我々の動物に対する安全配慮について、ご心配をおかけしてしまったことについては、改善をし、今後はこのようなご指摘が出ないような運営を心がけてまいりたいと存じます」としている。

次のページへ (2/2) 【写真】イベントには夜行性のフクロウやタカなど、野生下では小動物の天敵となる猛禽類の姿も
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