総額2億円超のGT-R軍団も集結 相場で8000万から1億円の“超貴重”ケンメリにどよめき

猛暑が日本列島を包んだ7月31日、埼玉・加須市の道の駅かぞわたらせで初の旧車イベントが行われ、60台の貴重車が集まった。

スカイラインGT-R【写真:ENCOUNT編集部】
スカイラインGT-R【写真:ENCOUNT編集部】

「古い車を後世につなげるのが我々の使命」

 猛暑が日本列島を包んだ7月31日、埼玉・加須市の道の駅かぞわたらせで初の旧車イベントが行われ、60台の貴重車が集まった。

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 主催したのは、日本旧軽車会会長の吉崎勝さん。当初は、暑さのため開催を決めかねたものの、道の駅のオーナーの熱意に押される形で、決行となった。

 集まったのは、軽自動車、普通車、国産車、外国車、バイクで、カテゴリーごとに駐車し、訪れた人々の目を楽しませた。

 吉崎さんは「車の話題がEV(電気自動車)に寄っていますけど、古い車を維持して、後世につなげるのが我々の使命。今、若い方が1990年代の車に興味を示している。お父さんが50代で、子どもたちが20代くらいの世代。そういう方につなげていってもらいたい」と期待を寄せた。

 旧車の持ち主については、「ご夫婦で参加される方も多い」と傾向を明かした。「定年してお金が入ったから購入して2人でドライブを楽しんだり、古い二輪を買ってご夫婦でツーリングに行く人も増えている」という。

イベントを主催した日本旧軽車会の吉崎勝会長【写真:ENCOUNT編集部】
イベントを主催した日本旧軽車会の吉崎勝会長【写真:ENCOUNT編集部】

5台のスカイラインGT-R軍団に来場者どよめき

 この日のイベントには、全日本ダットサン会、宇都宮クラシックカークラブ、みんなの倶楽部、プリンスモータリストクラブ、日本MINICA愛好会、オール日本クラシックカークラブ、2スト部、初代セリカクラブが参加した。

 また、スカイラインGT-Rの持ち主が所属する「GT-Rクラブ」からも5台が駆けつけた。

 現在の相場で8000万円から1億円と言われるケンメリGT-Rが1台、ハコスカGT-Rのハードトップ3台、セダンが1台で、総額は「2億円ちょっと」(関係者)という。圧倒的な存在感を示し、偶然立ち寄ったカーファンからもどよめきが上がっていた。

 吉崎さんは「(場所が高台で)風が通るからそんなに暑くない。オーナーからも『すばらしいイベント。ぜひ次回もやってください』と言われました。次は3月か4月くらいにスカイラインを集めてやろうかな。1990年代のスカイラインは今、すごい人気がある」と話し、スカイライン特集の次回開催に意欲を示した。

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