瀬戸内7県を拠点に活動をする「STU48」は7月30日、新たなオジリナル公演「花は誰のもの？」が香川県・高松festhalleでスタート。アンコールを含めた全16曲をSTU48楽曲のみで構成した、“STU48カラー”全開の内容となった。（取材・文＝小田智史）

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　国内6番目の「AKB48」姉妹グループとして2017年3月に誕生したSTU48。船上劇場「STU48号」完成前の陸上公演、初の船上劇場公演「GO!GO! little SEABIRDS!!」、2022年3月までSTU48の活動を兼任していたAKB48岡田奈々がプロデュースした「僕たちの恋の予感」公演、2期生（開始当時は研究生）による「僕の太陽」公演と、経験を積んできた。

　その中で、最新の8thシングル名「花は誰のもの？」を冠し、「1人でも多くの方の耳や心に残せる公演にしたい」と思いが込められたオリジナル新公演の最大の特徴は、すべてSTU48楽曲でセットリストが組まれ、そのすべてがフルサイズであること。ライブやコンサートではワンハーフバージョンだった曲も、フルサイズで存分に堪能できる。セットリスト決定にあたっては、キャプテンの1期生・今村美月、副キャプテンの1期生・福田朱里が中心となってまとめたメンバーの意見も反映されているという。

　パフォーマンスと歌詞に特化したダンスリリックビデオが再生131万回以上と反響を呼んでいる「花は誰のもの？」で幕を開け、STU48の人気曲をベースに構成。ほかにも、「花は誰のもの？」のカップリング曲である「ポニーテールをほどいた君を見た」「Sure、じゃあね」「船から降りた僕たちは…」、今回の公演用に書き下ろされた新曲「夏の好きはご用心」「そして人間は無力と思い知る」など、見どころ満載だ。

　ユニットパートでは新衣装が見れるだけでなく、一部の曲が公演ごとに変わる仕掛けも施される予定で、キャプテンの今村は「毎公演、いろんな曲を違うメンバーが歌うので、誰が何の曲をやるか楽しみにしていてください」と話している。

　新公演はSTU48が拠点とする瀬戸内7県の1つ、香川県でのスタートとなった。地元出身の福田は「香川からスタートするのはすごくレアなので、うれしく思います。これから瀬戸内7県、どんどん回っていけるいいスタートが切れるように頑張りたいです」と喜びを語り、同じく香川県出身の2期生・川又あん奈は「地元の香川県を背負うような気持ち、プレッシャーもありましたけど、無事に初日を迎えることができて良かったです」と安堵の表情を浮かべた。

「STU48楽曲づくしの公演となっています。16人で披露することがなかった曲も初めてやらせていただきました。これから末永くこの公演と向き合っていきたいと思います」（今村）

「新しいステージに立った私たちSTU48を、これからも見守ってください」（1期生・甲斐心愛）

　STU48の“今”を知れ、未来への期待を抱かせる新公演「花は誰のもの？」。メンバーたちもステージに立つごとに輝きに磨きがかかり、さらなる成長を遂げていくだろう。

■STU48「花は誰のもの？」公演初日＠香川

＜出演メンバー＞
石田千穂・石田みなみ・今村美月・岩田陽菜・内海里音・沖侑果・甲斐心愛・川又あん奈・小島愛子・高雄さやか・瀧野由美子・中村舞・兵頭葵・福田朱里・峯吉愛梨沙・立仙百佳

＜セットリスト＞
M01　花は誰のもの？（ALL）
M02　暗闇（ALL）
M03　僕はこの海を眺めてる（ALL）
M04　僕らの春夏秋冬（ALL）
M05　夏の好きはご用心（内海里音・川又あん奈・高雄さかや・兵頭葵）
M06　そして人間は無力と思い知る（今村美月・小島愛子・峯吉愛梨沙）
M07　Sure、じゃあね（石田千穂・岩田陽菜・甲斐心愛・立仙百佳）
M08　ポニーテールをほどいた君を見た（石田みなみ・沖侑果・瀧野由美子・中村舞・福田朱里）
M09　短日植物（今村美月・川又あん奈）
M10　一杯の水（ALL）
M11　一瞬のスリル（ALL）
M12　原点（ALL）
M13　船から降りた僕たちは…（ALL）
EN01　サングラスデイズ（ALL）
EN02　ヘタレたちよ（ALL）
EN03　ペダルと車輪と来た道と（ALL）