鈴鹿央士、声優初挑戦に恐縮「踏み入れていい世界なのか」 充実のアフレコを回想

俳優の鈴鹿央士、女優の飯豊まりえが27日、都内で行われた劇場アニメーション「夏へのトンネル、さよならの出口」(9月9日公開)の完成披露試写会に出席。本作で声優初挑戦となった鈴鹿は「なんか、踏み入れていい世界なのかと思いつつ……」と恐縮していたことを振り返った。

「夏へのトンネル、さよならの出口」完成披露試写会に出席した鈴鹿央士【写真:ENCOUNT編集部】
「夏へのトンネル、さよならの出口」完成披露試写会に出席した鈴鹿央士【写真:ENCOUNT編集部】

アフレコした2日間に感動「こんなに充実した時間があるんだと思った」

 俳優の鈴鹿央士、女優の飯豊まりえが27日、都内で行われた劇場アニメーション「夏へのトンネル、さよならの出口」(9月9日公開)の完成披露試写会に出席。本作で声優初挑戦となった鈴鹿は「なんか、踏み入れていい世界なのかと思いつつ……」と恐縮していたことを振り返った。

 八目迷によるライトノベル小説が原作。欲しいものが手に入るという“ウラシマトンネル”に足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描く。鈴鹿は初声優に不安を抱きつつも「アフレコの2日間が尊くて楽しくてこんなに充実した時間があるんだと思った。いま思うとすごく幸せな時間を過ごした」と笑顔で語った。

 演じた主人公・塔野カオルの役作りに聞かれると「最初の印象は家庭環境のことがグサッと刺さった。声のトーンの中に広がっている波、細かい波動を僕なりに頑張って出せればいいなと思っていた。(ヒロインの)花城と出会って2人の関係が変化していき、塔野くんの内に秘めていた傷を癒やしていく作業をやった。寄り添っていきたかった」と明かした。

 花城あんず役の飯豊は、声優経験があるものの「初めてのヒロイン」に挑戦。「周りの登場人物はプロの声優さんなので浮いているんじゃないかと不安だったけど、鈴鹿くんと2人で収録できたのが心強かった。順撮りだったんです」とやりやすい環境に感謝した。

 完成披露試写会にはメガホンをとった田口智久監督が参加予定だったが、体調不良で欠席。代わりに企画・プロデュースを担当した小山直紀氏が登壇した。

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