“オネエ”3人組・エンガブ、最終目標は「LGBTQという言葉さえもなくなればいい」
あえて“オネエ”であることを武器に活動する3人組エンターテインメントユニット「ENVii GABRIELLA」(エンヴィ・ガブリエラ、愛称エンカブ)が27日、東京・新宿の花園神社で配信シングル「Symphony(シンフォニー)」のリリースヒット祈願を行った。
初のヒット祈願「神様の力を借りてでも」
あえて“オネエ”であることを武器に活動する3人組エンターテインメントユニット「ENVii GABRIELLA」(エンヴィ・ガブリエラ、愛称エンガブ)が27日、東京・新宿の花園神社で配信シングル「Symphony(シンフォニー)」のリリースヒット祈願を行った。
初のヒット祈願に、リーダーでボーカルのタカシは「初めての経験だったので、すごく緊張しました。神様の力を借りてでも多くの方に聞いていただけたらいい」と神聖な時間を振り返る。「『シンフォニー』という楽曲が、目に見えない力を自分の中から出して前に進んでいきなさいという、人を鼓舞するような楽曲です」と曲紹介した。
近年、LGBTQが浸透するにつれ“オネエ”という言葉も使いにくい風潮にあるが、「我々の最終目標が、LGBTQという言葉さえなくなればいいと思って活動している」とタカシは意に介さない。「行間に愛があれば、なんと呼んでいただいてもいい。“オネエ”という言葉は日本では分かりやすいワードではあるので、見ている皆さんがハッピーになれたり、分かりやすく理解してくださるのかな」と、言葉に込めた意味合いを伝えた。
昨年10月のメジャーデビュー以前から、YouTubeチャンネル「スナックENVii GABRIELLA」は人気で、登録者数は現在17万人を超える。
更新頻度は週3で、顔を合わせる機会も多いが、「建設的なけんかはします」と、ボーカルのヒデキズムは3人の関係性を伝える。「例えば作品に対してだったり、ショーに対してだったり、振り付けに対してだったり」と、けんかの原因は大人ユニットならではの課題的なもので、感情的なやり取りは一切ないという。
そんな3人の普段の仲むつまじいやり取りを「ミーティングみたいですね」と冷静に指摘するのはダンサーのカミュ。その通り、仲の良さが伝わる言葉のキャッチボールを会見でも見せた。