オダギリジョー、まさかの最年長に「大丈夫かな」 主演14歳、ヒロイン20歳、監督29歳
映画「ぜんぶ、ボクのせい」(松本優作監督、8月11日公開)の完成披露試写会が24日、東京・新宿武蔵野館で行われ、主演・白鳥晴都(14)、川島鈴遥(20)、オダギリジョー(46)、松本優作監督(29)が登壇した。
主演の白鳥晴都が舞台あいさつ初体験「夢にまで見た舞台」
映画「ぜんぶ、ボクのせい」(松本優作監督、8月11日公開)の完成披露試写会が24日、東京・新宿武蔵野館で行われ、主演・白鳥晴都(14)、川島鈴遥(20)、オダギリジョー(46)、松本優作監督(29)が登壇した。
同作は、母に捨てられた少年・優太(白鳥)が、軽トラの幌で暮らすホームレス男性(オダギリ)、女子高生(川島鈴遥)と疑似家族を作っていく物語。他にも松本まりか、若葉竜也、仲野太賀、片岡礼子、木竜麻生、駿河太郎と豪華俳優陣が参加。エンディングテーマには大滝詠一「夢で逢えたら」が使われている。
この日が舞台あいさつ初体験の白鳥は、「すごい緊張してるんですけど、夢見た舞台なので、すごい楽しみにしてきました。このように皆さんとお会いできてすごくうれしいです」と初々しく語ると、オダギリは「白鳥君が14歳、川島さんが20歳、監督が29歳。もうだいぶ年を上回っちゃってしまいましたが、2人のようなあいさつも出てこず、大丈夫かなと思っています」と笑わせ、かたい雰囲気を和ませた。
白鳥はオーディションで勝ち取った優太役について「つらい環境の中で生きている役だったので、難しかったんですけど、少しでも気持ちを理解できるように何度も何度も台本を読み返したり、台本に載っていない部分も想像したりしました。監督とはクランクイン前から何度かお会いして、優太の気持ちについて一緒に考えました」と話した。
印象に残っているのは、川島と海に入っていくシーン。「本当だったら、腰ぐらいまでのつかる予定だったんですけど、もっと深いところまで行ってしまって、それでも、本当に素晴らしい演技をされていたので、改めてすごい女優さんだなって思いました」というと、川島は「私も印象に残っていて、最終的には止めるというよりも、しがみつくみたいな感じ。私がおぼれないようにしなきゃ、と思っていました」と振り返った。
テレビ東京系ドラマ「雪女と蟹を食う」の演出も手掛け、本作が商業デビュー作になる松本監督は「自分が苦しいとき、うまくいかなかったときに他人のせいにしないと、生きにくい世の中ですが、自分の中で今の社会で生きていく中で感じたことを詰め込んだので、いろいろと感じていただければうれしいです」とアピール。オダギリは「コロナに気をつけましょう!」と呼びかけた。