日産車愛した元“走り屋”がテスラに乗り換えたワケ シルビア・ワンビアは過去の記憶に
元“走り屋”ながら、最新鋭の電気自動車(EV)に乗り換えたクルマ好きがいる。米「テスラ」のSUV・モデルXが愛車の男性オーナー・HAMMERさん(46)だ。イベントを主催するほど、“EV沼”にハマっている。
「JAPAN EV MEETUP」主催 ヨークステアリングをカスタム
元“走り屋”ながら、最新鋭の電気自動車(EV)に乗り換えたクルマ好きがいる。米「テスラ」のSUV・モデルXが愛車の男性オーナー・HAMMERさん(46)だ。イベントを主催するほど、“EV沼”にハマっている。(取材・文=吉原知也)
もともとは日産シルビア、ワンビアなどを乗り回し、ドリフトで鳴らした。アウディ A5 カブリオレをカスタムした1台が雑誌に載ったほどだ。
そんな根っからの“走り屋”が180度、変わった。6年前に日産リーフに乗ったところ、一気にEVに魅せられた。3年前にテスラのモデルXを手に入れ、日本で今年6月に受注が始まった最新のモデルYを購入予定。テスラ車は「加速性能がいいし、乗りやすい。充電が早い。ソフトウエアのアップデートによって、機能がどんどん増えて充実化しているんです」と、すっかり魅了されている。ちなみに、愛車モデルXは、米国の最新タイプの形状である「ヨークステアリング」のカスタムを施しているのがお気に入りだ。
情熱に駆り立てられ、3年前からイベントを自ら主催。EVオーナー“じゃない人”向けにEVの魅力を伝える取り組みに力を注いでいる。EV車オーナーは有料で、ガソリン車オーナーは無料。「WE (ハートマーク) EV」をテーマに掲げ、「JAPAN EV MEETUP」と題したイベントを静岡、朝霧高原や箱根で開催してきた。テスラ車のラインアップ「S 3 X Y」(セクシー)の文字を車で並べて作り、ドローンで空撮する企画を実施。今年のイベントでも“クルマ文字”を作ろうと、9月24日に静岡県裾野市内で予定しているという。
EV車に乗るようになってから、「マフラーのブオン、ブオンという音が昔は好きだったのですが、今はうるさいと感じるようになりました」という。「EV車の登場によって、クルマの選択肢が増えました。ガソリンを1滴も使わないのでガソリン代がかからず、維持しやすいところもポイントです。ポジティブな面をいろいろな人に知ってもらいたいです」との思いを明かした。