寺島しのぶが審査委員長、新人の登竜門「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」開幕

新人監督の登竜門「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」が16日、埼玉・川口市のSKIPシティで開幕し、オープニング作品「世界の始まりはいつも君と」(磯部鉄平監督)がワールドプレミア上映され、主演の手島実優(24)、根矢涼香(27)、栗生みな(33)らが舞台あいさつに立った。映画祭は20、21年、新型コロナ禍の影響でオンライン配信のみの開催。3年ぶりのスクリーン上映での開幕となった。

審査委員長を務める寺島しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】
審査委員長を務める寺島しのぶ【写真:ENCOUNT編集部】

3年ぶりのスクリーン上映での開幕

 新人監督の登竜門「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」が16日、埼玉・川口市のSKIPシティで開幕し、オープニング作品「世界の始まりはいつも君と」(磯部鉄平監督)がワールドプレミア上映され、主演の手島実優(24)、根矢涼香(27)、栗生みな(33)らが舞台あいさつに立った。映画祭は20、21年、新型コロナ禍の影響でオンライン配信のみの開催。3年ぶりのスクリーン上映での開幕となった。

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「世界の始まりはいつも君と」は、アニメ、コミック化された麻草郁の人気舞台「アリスインデッドリースクール」が原作。パラレルワールドで展開する女子高生たちがサバイバルを繰り広げる異色の学園ドラマ。磯部監督は2018年に「予定は未定」が短編部門優秀作品賞、2019年に「ミは未来のミ」がSKIPシティアワード、2020年「コーンフレーク」が長編部門観客賞と初の3年連続受賞を果たした新鋭で、本作が凱旋となる。

 関西を拠点に活動する磯部監督は「たまたま高円寺の居酒屋で原作者の方と意気投合しているうちに、監督のお仕事をいただきました。女子高が舞台の話だったので、全員素敵な女性たちだったので、緊張しながらやっていたんじゃないですかね」と照れ笑い。

 文化祭で漫才コンビを組むヒロイン役の手島は「キャラクターをつかむのは早かったんですが、漫才が本当に難しかったです。自分って、こんなに面白くないんだと反省しまくりでした。脚本の永井和男さんに厳しく指導を受けて、特訓しました。撮影以外でも会議室で3時間くらい練習しました」と明かした。

 国際コンペティション部門は99の国と地域から755本の応募から厳選10本を上映。女優の寺島しのぶら3人が審査を務める。寺島は少し伸びた丸刈りを茶髪に染めて登場。国内コンペティション部門は長編が59本、短編が160本の応募から長編6本、短編8本が選ばれた。映画祭はスクリーン上映が24日まで、オンライン配信は7月21~27日まで開催される。

 新型コロナの感染者数はここ最近、急増しているが、3年ぶりのリアル開催に関係者も感慨ひとしお。感染対策を講じつつ、安全な映画祭を目指す。

次のページへ (2/2) 【写真】「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」の様子
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