上白石萌音が感激した東宝の大先輩・司葉子の振る舞い 「惚れ惚れしました」

女優の司葉子と上白石萌音が9日、東京・国立映画アーカイブで行われた「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」スペシャルトークショーに登壇した。

スペシャルトークショーに登壇した上白石萌音(左)と司葉子【写真:ENCOUNT編集部】
スペシャルトークショーに登壇した上白石萌音(左)と司葉子【写真:ENCOUNT編集部】

司葉子「タバコの練習をすごくした。映ったのを見たら、すごく上手でした」

 女優の司葉子と上白石萌音が9日、東京・国立映画アーカイブで行われた「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」スペシャルトークショーに登壇した。

 東宝設立90周年を記念した本企画。54年に「君死に給うことなかれ」でデビューし、この企画で上映される「その場所に女ありて」(62年)で主演を務めた司と、「君の名は。」(16年)でヒロイン・三葉を演じて話題を呼んだ上白石がトークショーを行い、イベントを盛り上げた。

 司は「その場所に女ありて」で、当時にしては珍しい、銀座を舞台に広告代理店で働く女性を熱演。劇中では喫煙や飲酒する様子も描かれており、司は「タバコの練習をすごくした。映ったのを見たら、すごく上手でした」とほほ笑んだ。

 同作を鑑賞したという上白石は「タバコを召していてもお酒を飲まれていても麻雀をされていても、なにをされていても品にあふれていらっしゃって、惚れ惚れしました」とうっとり。「私も格好よくタバコが吸える女優になりたい。必要があれば練習しようと思いました」と目を輝かせていた。

 上白石は12歳で「東宝シンデレラ」に選ばれた当時を振り返り、「12歳にして『人生が変わってしまった』とあの年齢で感じました」と告白。「選んでいただいてからは根気強くお芝居や歌のお稽古をつけてくださって、現場に出す前にある程度まで育てるみたいな、じっくりと育ててくださって、あの頃の学びをいまだに思い出します」と周囲に感謝し、「“じっくりコトコト”煮込むような会社だと感じます」と笑顔を見せていた。

次のページへ (2/2) 【写真】満面の笑みを浮かべ司葉子と握手をする上白石萌音
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