パンサー尾形、NHKの数学番組に抜擢「ドッキリだと思いました」 “難問”の魅力に迫る

お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘が、難解な数学の世界に挑戦する番組「笑わない数学」(毎週水曜、午後11時)が13日から放送を開始する。

「パンサー」の尾形孝弘がNHK「笑わない数学」で難問に挑戦【写真:(C)NHK】
「パンサー」の尾形孝弘がNHK「笑わない数学」で難問に挑戦【写真:(C)NHK】

知的エンターテインメント番組「笑わない数学」の見どころを語る

 お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘が、難解な数学の世界に挑戦する番組「笑わない数学」(毎週水曜、午後11時)が13日から放送を開始する。

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 リアクション芸人として有名な尾形が、ギャグを封印して本気で数学の世界に挑む番組となる。1回30分の放送で一つのテーマを徹底解説し、「連続体仮説」「四色問題」「ガロア理論」「abc予想」「暗号理論」など、数学者も苦しめられているような難問の魅力に迫っていく。今回、放送を前に尾形が制作会見を開き、番組の魅力を語った。

 尾形の芸歴の中で、珍しい知的エンターテインメント番組へのオファーを受けた感想として、「100%ドッキリだと思いました。NHKさんで数学というのが遠いところにあるので本当にそう思いました。でも、ネタバラシがこないので本当なんだと思い、ピリッとしましたが、うれしかったです。知的な部分がゼロなので、新しい自分を見せられると思います。数学はすごく面白いので見てもらいたいです」と語った。また、「スポーツ推薦だったので、サッカー漬けで正直、授業中はほぼ寝ている感じだったので……。ただ、数学に嫌だって印象はありませんでした。でも、基礎がないのでいろいろと教えてもらいました。毎回1時間は撮影前に勉強会をするので、柔らかく伝えられたら良いなと思います」と明かした。

 番組収録については、「これまで体を動かす仕事しかしていなく、頭を使う仕事はしていないので本当に疲れます。体を動かしているよりも疲れます」と舞台裏を説明した。

 そんな中での番組出演には、「不安しかなかったですが、仕事を断ったら『あいつ仕事断るんだ』と言われるのが嫌だったんです。でも、やって良かったです。一回りも二回りも大きくなりました」と興奮気味に話した。

 数学の魅力については、「公式や答えは決まっていると思っていたのですが、その過程で苦労している人や数学者が人生をかけて数式を解いているのを知ってスゴイなあと思いました」と明かした。

 今回、意外なキャスティングとなったことについて、「奥さんがめちゃくちゃ喜んでいました。これまでは、幼稚園とかでいろいろ言われていたんです。本当にいいとこ見せてないんですよ……。でも、この番組はちゃんと服も着ているし、勉強もしているから、父ちゃん母ちゃんもめちゃくちゃ喜んでいました」とコメントした。

 また、持ち味のギャグを封印されたことについては、「それが最初はすごくストレスで、わーとやると静かにやりましょうと言われて……。俺の良さが出ていないんじゃないかと思いましたが、意外にも新しい魅力が出ていると思います」と話した。

 今後、番組を通して目指すところを聞かれると、「数学に抵抗がある人にこそ見てほしいと思います。俺が出ているからって興味本位で見るところから入ってほしいし、いろいろな人に見てもらいたいです。この番組を見て数学者を目指す人が出て、社会に貢献してほしいです」と話し会見を締めくくった。

次のページへ (2/2) 【写真】パンサー尾形が素因数分解を行う様子
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