2日に行われる、格闘技イベント「湘南美容クリニックpresentsRIZIN.36」（沖縄アリーナ）に朝倉海の代役として出場する昇侍。正式に出場が決まったのは試合の2日前というスクランブルだったが、直前の過酷な減量の様子が驚きを呼んでいる。

　右こぶしの怪我で欠場が決まった海の代役は、公私に親交が深い侍昇だった。打診されたのは試合5日前の時点ではリミットの66キロから7キロも重い73キロだったが、見事に落とし切った。

　1日の前日計量は66キロのリミットでクリアしたが、そこに至るまでの様子を海が自身のYouTubeチャンネルで公開している。「大会の3日前に試合が決まった昇侍さんの超過酷な水抜き」と題した動画。昇侍はサウナスーツを来て、ルームランナーでシャドーしながら走り続ける。海も「これはかなりきついです。ヘロヘロになります」と驚く。

　昇侍はホテルのシャワールームで半身浴。体内の水分を絞りだしていく。「あと1.5キロですが、思っている以上に落ちが悪くて。長い時間をかけてやっていこうかと」と説明。

　計量当日の朝、落とし切れなかったようで、まだリミットまで2キロはあるという。「走って、サウナ行けばなんとか落とせるかなと」と言いつつ、ルームランナーで最後の追い込み。「手足がしびれてくる。これは真似しちゃだめです」と苦悶の表情だ。

　遠征先ということもありいつも以上に減量に苦戦しているようだ。

　それでも「最後は気合」でサウナで落とし切り、見事にリミットまで落とした。「過去一くらいきつい」と顔をゆがませながら、「何とか乗り切りました」。

　計量はパンツを脱いでクリア。スポーツドリンクをごくりと飲み、「あ～幸せ」とホッとした表情を見せていた。