歌手の矢沢永吉が手がけるフェス「E.YAZAWA SPECIAL EVENT ONE NIGHT SHOW 2022」のDay1が2日、千葉・幕張メッセで行われ、矢沢、布袋寅泰、SUPER BEAVER、BiSHが出演した。

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　同フェスは矢沢が19年に「ボーダーレスでアグレッシブなアーティストに出会ってほしい」という思いから第1回を開催し、第2回は20年に開催予定だったが、新型コロナの影響で発表前に中止に。2年越しでようやく開催が実現した。

　この日のトップバッターを務めた布袋は自身の代表曲の1つである「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」でド派手に登場。会場に詰め掛けた多くのファンを沸かせた。ほかにもBOOWYの楽曲「マリオネット」「Dreamin’」を含む人気曲全9曲を披露した。

　MCでは、同フェスへのオファーに際し「矢沢フェスを断る理由なんてない」と即断していたことを明かし、「アーティストがみんなの心を100％解放します」と力強く宣言した。

　続いて登場したBiSHは「SHARR」でシャウトを響かせながらステージに現れ、続く「BiSH-星が瞬く夜に-」ではファンとともに振りコピやヘドバンでフロアを盛り上げた。MCでは「初めて矢沢フェスに呼んでいただき光栄です！」と声を弾ませ、「50周年おめでとうございます」と今年活動50周年のメモリアルイヤーを迎えた矢沢を祝福した。

　3番手で登場したSUPER BEAVERは21年7月にリリースした「名前を呼ぶよ」など全6曲を力強くパフォーマンス。ボーカルの渋谷龍太は「18年目ですが、真剣に音楽をやっていると矢沢さんに呼んでもらえる。とても光栄で、こんなにうれしいことはない」とあいさつし、「このステージは音楽が好きでこの場所に足を運んでくれたあなたのためのステージ。ボス（矢沢）が望んでいるのもそういうことじゃないかな。先輩のことはおいておいて、あなたのために歌います」と熱く呼びかけた。

　トリの矢沢が白いジャケットに身を包んで登場すると、会場のボルテージはMAXに。「止まらないHa-Ha」では、メロディに合わせて無数のタオルが宙に舞い、矢沢もマイクスタンドを回したり、ステージを縦横無尽に走ったりと客席を大いに盛り上げた。

　矢沢は19年に開催した第1回の矢沢フェスを「バリバリにきているメンツと矢沢永吉で一緒になってロック盛り上げようぜという感じでスタートしました」と振り返り、「次の年も、次の次の年もやろうと言っていたけど、コロナで」とコロナ禍で開催できなかった無念さを吐露した。

　屈指のバラード曲「チャイナ・タウン」なども披露。「BIG BEAT」では、曲中に布袋がギターを持ってステージに現れ、客席はどよめき。BiSH、SUPER BEAVERも再びステージに上がり、コラボパフォーマンスで沸かせた。アンコールではブルーのシャツを羽織りなおして「恋の列車はリバプール発」を熱唱。集まった満員のファンを喜ばせていた。

　矢沢は今年が活動50周年のメモリアルイヤーで、27年ぶりの全国スタジアム＆ドームツアー「MY WAY」を実施する予定。73歳での興行は福岡PayPayドーム、京セラドームにおける史上最年長を更新し、新国立競技場では有観客で単独公演を行う初めてのアーティストになる。

＜「E.YAZAWA SPECIAL EVENT ONE NIGHT SHOW 2022」Day1　セットリスト＞

【布袋寅泰】
M1 BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
M2 スリル
M3 BE MY BABY
M4 ファンキー・モンキー・ベイビー（CAROLカバー）
M5 マリオネット
＜MC＞
M6 さらば青春の光
M7 バンビーナ
M8 POISON
M9 Dreamin’

【BiSH】
M1 SHARR
M2 BiSH-星が瞬く夜に-
M3 HiDE the BLUE
＜MC＞
M4 オーケストラ
M5 LiE LiE LiE
M6 SMACK baby SMACK
＜MC>
M7 FiNAL SHiTS
M8 beautifulさ

【SUPER BEAVER】
M1 名前を呼ぶよ
M2 証明
＜MC＞
M3 時代
M4 突破口
M5 アイラヴユー
＜MC＞
M6 人として

【矢沢永吉】
M1 SE～止まらないHa-Ha
M2 傘
M3 SHAKE ME
＜MC＞
M4 チャイナ・タウン
M5 YES MY LOVE
M6 BIG BEAT with ALL出演者
M7 サブウェイ特急
＜アンコール＞
EN1 恋の列車はリバプール発