韓国の大手芸能事務所Woollim Entertainment（ウリム・エンターテインメント）所属の6人組ガールズグループ・Rocket Punch（ロケット パンチ）が29日、東京・ラフォーレ原宿で同日リリースされたばかりの日本初シングル「Fiore（フィオーレ）」の発売記念イベントを行った。

　ジュリ、ヨンヒ、スユン、ユンギョン、ソヒ、ダヒョンからなるRocket Punchは19年8月7日に初ミニアルバム「PINK PUNCH」でデビュー。韓国でもメジャーデビュー前から注目されており、完成度の高いステージパフォーマンスや歌唱力、パーフェクトなビジュアルなど他にはないエネルギッシュでフレッシュな魅力にあふれたガールズグループとして人気を集めている。

　この日はK-POP好きのお笑いコンビ・スクールゾーンの橋本稜がMCを務める中、メンバーは新曲のイメージに合わせた真っ赤なドレス姿で登場。ジュリ（元AKB48の高橋朱里）が「去年日本でデビューしたときには世界中が大変な状況で、私たちも日本に行けなくて。今回、日本のKETCHY（ケッチー＝Rocket Punchのファンネーム）のみなさんに会うことができてとっても幸せです」と笑顔が弾けた。21年8月4日に発売した日本デビュー曲「Bubble Up!」を元気いっぱいに披露した後は「Fiore」についてのトークが繰り広げられた。リーダーのヨンヒは「『Fiore』はイタリア語で“お花”を意味する言葉なんですけど、美しく咲く花のように恋をして紅く色づいていく女の子の気持ちを歌った曲です」と説明した。

　レコーディングで日本語の発音に苦労したというメンバー。スユンが「“つ”の発音が難しくて、どうしても“ちゅ”になっちゃうので、ずっと『つぼみ』の発音の練習をしていました」と明かすと、発音が心配だったというユンギョンは「日本語の歌詞がとてもキレイだったので、レコーディングは楽しかったです」とニッコリ。日本語はジュリに教えてもらったそうで、ソヒが「ジュリ先生は厳しいです」と明かすと、ジュリはすかさず「厳しくないよ?!」と否定し、「ソヒはいつも韓国語を教えてくれるときにうそを教えてくるので、仕返しです」といたずらっぽく笑った。イベント中、「せっかく日本のKETCHYのみなさんに会えたので、思い出を作って帰ってもらいたいです」と写真撮影タイムをもうけるなどサービス満点。最後に爽やかで夏にピッタリな新曲をキュートなダンスと美しい日本語で披露した。

　イベント本番前に行われた質疑応答では、日本でやりたいこととして「お好み焼きを食べたい」(ヨンヒ)、「大阪城に行ってみたい」(ソヒ)、「ディズニーランドに行ってみたい」(ダヒョン)などと口々に希望を話すメンバー。ユンギョンが「前にも行ったことがあるんですけど、渋谷109に行きたいです」と話すと、ダヒョンも「前に行ったときはギャルたちがたくさんいて友達になりたかったです」と積極的。そんなメンバーたちとは逆にジュリは「時間があったらみんなを私の実家に連れて行きたい。実家で日本のすき焼きやギョーザなどを振る舞いたいです」と“おもてなし”の気持ちを語った。

　同会場では、来日中のメンバーを毎日体感できる公園のような「Rocket Punch Park」（7月3日まで）が開催中。期間内に実施される「Fiore」発売記念リリースイベントやFC会員限定のプレミアムイベントのほか、コラボ商品の販売やフォトブースなども設置されている。