井浦新、子役の大沢一菜を大絶賛「役が一菜に寄っていった」 昼寝で撮影中断の裏話も
俳優の井浦新が20日、都内で行われた映画「こちらあみ子」(7月8日公開)完成披露上映会舞台あいさつに登壇した。共演者の大沢一菜、尾野真千子、森井勇佑監督も登壇し、同作をアピールした。
映画「こちらあみ子」でスチールカメラマンも務める井浦
俳優の井浦新が20日、都内で行われた映画「こちらあみ子」(7月8日公開)完成披露上映会舞台あいさつに登壇した。共演者の大沢一菜、尾野真千子、森井勇佑監督も登壇し、同作をアピールした。
井浦は「監督の印象が残っている言葉で」と切り出し、「監督が台本を読んで、作っていくなかで、『あみ子像が一菜と出会って、一菜があみ子を越えちゃった』と言っていたんですね。普通、俳優が役に寄っていくんですけどね。役が一菜に寄っていった」と子役で主人公を演じた大沢を絶賛した。
MCが「ほかの撮影現場との違いはなんでしょうか」と質問すると、井浦は「いつも一菜があみ子として、座長としてあみ子のペースでずっと作ってくれるので、僕らもそれに気持ちよく巻き込まれましたね。あみ子がお昼くらいで力尽きて寝たら撮影が止まるとかね。起きたら再開しようみたいな。だから皆で『寝ちゃえ寝ちゃえ』となった。あみ子時間で過ごしていました。他と比べられないリズムがありましたね」と振り返った。
また、井浦は同作でスチールカメラマンとしても役目を果たした。井浦は「スチールカメラマンはいたんですけど、最初の3日間くらいはスケジュールの都合で来られなかったんです。でもファーストカットからあみ子がどう芝居していくのかとか、皆のインのタイミングを残せないのは惜しいなと思って。ちょうどカメラを持って現場に入っていたので代わりに撮っちゃってました」と説明していた。
同作は今村夏子の同名小説が原作。主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子(大沢)。少し風変わりな彼女のあまりに純粋な行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を鮮やかに描き出す。