河野景子さんと「交際順調」ジャッキー・ウー監督、京都の寺出身、24歳異色の新人と登壇

ジャッキー・ウー監督のショートムービー「残照のかなたに」が19日、東京・渋谷のTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURTなどで開催中のショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022で東京初上映され、ウー監督と主演の新人・岩瀬あんな(24)が舞台あいさつした。

岩瀬あんなとジャッキー・ウー監督【写真:ENCOUNT編集部】
岩瀬あんなとジャッキー・ウー監督【写真:ENCOUNT編集部】

ショートムービー「残照のかなたに」東京初上映 岩瀬あんな「私のスタート地点」

 ジャッキー・ウー監督のショートムービー「残照のかなたに」が19日、東京・渋谷のTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURTなどで開催中のショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022で東京初上映され、ウー監督と主演の新人・岩瀬あんな(24)が舞台あいさつした。

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 同映画は「キセキの葉書」(2017年)では鈴木紗理奈にマドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞を、「ばあばは、だいじょうぶ」(2018年)では、寺田心にミラノ国際映画祭2018外国映画部門・最優秀主演男優賞を取らせたウー監督の初の短編。信州上田の病院を舞台に、肺ガンにより余命を宣告された作家(林与一)と、担当看護師・滝田希美(岩瀬)の交流を描くもの。靴職人の花田優一氏は医師役を演じている。

 会場は室内のカフェと屋外のフットサルコート、さらにはオンライン上映というハイブリッド。数々の欧州の映画祭への参加経験があるウー監督も「こんな経験は初めて。信州の山々に囲まれ、透き通るような青空の下で撮影したのですが、それが都会の夜空で見られるとは面白いですね」と興奮した様子。舞台あいさつでも、岩瀬が初々しく話すのをやさしく見守っていた。

 岩瀬は日本三景の一つ、京都・宮津湾近くの浄土真宗の寺の住職を父に持つ長女。20歳の時にアパレル業界を志し、上京。その後、都内の飲食店でアルバイトしていた際、映画プロデューサーに声をかけられ、本映画のオーディションに合格し、主演の座をつかんだ。

 岩瀬は「私の故郷は電車の駅もなくて、交通の便も悪く、中学校も廃校になってしまったくらいの田舎なんです。でも星空がきれい。夏の夜空を見ると、1日に流れ星が3つは見られますし、ウサギ、サル、キツネ、ハクビシン、クマと動物もいっぱい。もともと女優を目指して上京したわけではないので、映画に出られることが昔の私だったら、想像できないんです」と話す。

 デビュー作で、昭和の名優・林与一、花田優一氏との共演。「お二人とも名のある方で恐れ多かったんです。でも、フランクなお人柄に触れることができ、緊張することもなく、お二人の一言一言に勇気づけられ、助けられました」と感謝する。

 劇中では、コンテンポラリーダンスにも初挑戦。ウー監督が振り付けを指導し、その期待に応えた。「撮影の2週間前に監督が振りを考えてくださり、『技術ではなく、感情で踊ってください』と言ってくださり、しっくり来ました。カメラワークも素晴らしかったので、助けられました」と振り返る。

 本作は「私のスタート地点」と言い切る岩瀬。「劇中に『情熱はあるか』というセリフがあるんですけども、これで終わりにはしたくない。夢は篠山紀信さんに撮影していただけるような存在になること。篠山さんが栗山千明さんをお撮りになっている写真集がとても素敵だったので、いつか写真を撮ってもらいたい」と意気込む。ウー監督も「ありきたりの女優さんになってほしくない。成長しようとは思わずに、自分が持っているものをそのまま表現して欲しい」とエールを送っていた。

 なお、ウー監督は、元フジテレビ・アナウンサーの河野景子さんとの交際について「順調です。進展があった時はご報告申し上げます」と話していた。

次のページへ (2/2) 【写真】黒のワンピ姿の岩瀬あんなさん、全身ショット。マイクを握る姿はどこか初々しい
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