ドリカム中村正人「絶対にヒットしない曲を書きました」 ドラマ書き下ろし新曲に言及

DREAMS COME TRUEの中村正人が19日、都内で行われたスターチャンネル オリジナルドラマ「5つの歌詩(うた)」完成披露舞台あいさつに、女優の貫地谷しほり、高梨臨、新川優愛、俳優の吉沢悠、制作プロデューサーの高橋義人氏とともに登壇した。

「5つの歌詩(うた)」完成披露舞台あいさつに出席した「DREAMS COME TRUE」中村正人【写真:ENCOUNT編集部】
「5つの歌詩(うた)」完成披露舞台あいさつに出席した「DREAMS COME TRUE」中村正人【写真:ENCOUNT編集部】

ドリカムの楽曲をドラマ化「行間が見事に映像化されていて、本当に幸せ」

 DREAMS COME TRUEの中村正人が19日、都内で行われたスターチャンネル オリジナルドラマ「5つの歌詩(うた)」完成披露舞台あいさつに、女優の貫地谷しほり、高梨臨、新川優愛、俳優の吉沢悠、制作プロデューサーの高橋義人氏とともに登壇した。

 心の風景を映し出す楽曲を独自にピックアップし、オリジナル・ストーリーとして映像化する同企画のトップを飾るのはDREAMS COME TRUE(以下、ドリカム)、ドラマ化されるのは「何度でも」、「マスカラまつげ」、「空を読む」、「TRUE, BABY TRUE.」の4曲と、このドラマ企画のために書き下ろされた「新曲」の計5曲で、身近にいる家族、恋人、友人、大事な人など、それぞれの「あなた」という存在を思い浮かべて見ることができる物語となっている。

 同企画のオファーを聞いた際の心境を尋ねられた中村は「よくある、歌詩をそのまま再現するドラマでは面白くないなと思ったんですけど、お話を聞いてみると我々の楽曲の歌詩を元に自由に発想したいということで、吉田美和は歌詩をメロディーとは切り離さない、あるいは歌うために歌詩を書いてきた人なんですけど、僕の立場では歌詩をメロディーから切り離して、しかも全編じゃなくてワンワードでもいいので歌詩からつかんでもらえたらいいなということで、それを書籍化している最中だったので、このプロジェクトは私も興奮しました」と吐露。「とにかく泣きます。でもバッドエンドじゃないです。この主演のみなさまの間とか、行間が見事に映像化されていて、本当に幸せでございます」と仕上がりに太鼓判を押した。

 また、セレクトされた4曲について中村は「脚本家のみなさんが選んでくれまして、なんて商売っ気のない選曲だろうと。普通でしたら『未来予想図II』とか『大阪LOVER』とか分かりやすい曲があるんですけど、本当に渋い選曲で感謝しています」といい、1曲、新曲を書き下ろすことについては「脚本が先か、楽曲が先かというのもありましたけど、結局同時進行と言いますか、吉田美和が作ったキーワードを(脚本家の)先生にお渡しして、先生はそれを勝手に解釈してやっていただき、我々はそのキーワードから1曲を完成させる。結局、その2つの別々に走りだしたストーリーが、非常に面白い組み合わせになっています。ドリカム的にも絶対にヒットしない曲を書きましたので、見ものだと思います」と発言して、会場に詰めかけたドリカムファンをどよめかせた。

 すでに同曲を聞いたという高橋氏が「クセのあるという表現は正しいのかな」というと、中村は「そういう言い方しかないでしょうね」と納得していた。

 同ドラマは7月7日よりスターチャンネルEXにて独占配信スタート。8月13日にBS10スターチャンネルにてテレビ初放送。さらに、同企画から生まれたドリカムのスペシャルライブが12月に大阪と東京で開催されることも発表された。

次のページへ (2/2) 【写真】「5つの歌詩(うた)」完成披露舞台あいさつの様子
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