ボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田和毅がバンタム級3団体王者・井上尚弥に挑戦状を送った。和毅は、元ミドル級王者・竹原慎二のYouTubeチャンネルに出演。スーパーバンタム級での将来的な日本人王者対決に思いを馳せた。

　竹原も高く評価している。和毅について「亀田3兄弟の中でも一番の天才と言われているだけあって、（相手に）撃たさない。距離をとってスピード重視。これがいいですね。3人の中ではずば抜けている」とうなずいた。

　さらに竹原は「井上チャンピオンとやりたいんでしょ？」と和毅に問いかけ、これに和毅は「そうですね。可能性があれば。まずは自分がチャンピオンにならないと」とやる気をのぞかせた。

　現在、WBA世界スーパーバンタム級3位の和毅。7月30日にロンドン五輪出場経験のあるウィリアム・エンカーナシオン（ドミニカ共和国）とフェザー級10回戦を控えている。

「まずはそこを勝って。一応、挑戦者決定の権利持っているので、それでチャンピンに勝って。その次、日本人対決でボクシング界を盛り上げていきたいですね」（和毅）

　これに竹原は「ありえるよね。井上くんがバンダムから次、スーパーバンダムに上げるから（和毅が）チャンピオンであれば、ありえるよね」とうなづいた。

　和毅はすでにWBA世界スーパーバンタム級王座への挑戦権を獲得しており、今後勝ち進むなら、昇級した井上との対戦も夢物語ではない。

　竹原は「（井上は）強いよ」と言うと、和毅が「いや、強いとは思いますけど……」と返したところへ「半端じゃないと思うよ」と続けた。

　そして動画のラストでは竹原が指導するチャンピオン候補とスパーリング。和毅は軽く流しながらも、さすがというフットワークを披露していた。