超特急、“理想ノカノジョ”は「ヒモにさせてくれる人」!? 新メンバーへの思いも吐露
5人組メインダンサー&バックボーカルグループ超特急がデビュー10周年の6月10日に楽曲「クレッシェンド」を配信する。TBSドラマ「理想ノカレシ」のオープニング主題歌である同楽曲や、初の新メンバーオーディション「超特急募」への思いを語った。
10周年で初のメンバー募集をした超特急
5人組メインダンサー&バックボーカルグループ超特急がデビュー10周年の6月10日に楽曲「クレッシェンド」を配信した。TBSドラマ「理想ノカレシ」のオープニング主題歌である同楽曲や、初の新メンバーオーディション「超特急募」への思いを語った。(取材・文=竹之内梨佐)
――グループのコンセプトを教えてください。
リョウガ「大きな特徴としてはダサかっこいいパフォーマンスをすることと、8号車というファンの方々がメンバーの一員としてライブを一緒に作り上げるグループです」
――メンバー他己紹介をお願いします。
リョウガ「カイは、超特急のブレイン。頭の回転が早くて、学生時代も特待生で秀才で、クイズ番組で全問正解して収録から帰ってくる男。クールなのにポケモンが大好きというギャップを持ち合わせていて、さらに自身のプロデュースするファッションブランド『KEEN AND INTENSE』では総合プロデューサーとして活躍しています」
タクヤ「リョウガは、グループのリーダーとしてメンバーとスタッフ、8号車を支える存在で、地に足付いた人間です。ギャグセンスもピカイチ。陰キャの引きこもりタイプですけど、ステージに立つと誰よりもセクシーで色気のあるダンスをします。生きているだけでファンを魅了するので“リアコ製造機”だと思っています」
ユーキ「タクヤは『ウルトラマンギンガ』から『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』などの作品でメイン出演したり、今も『クロステイル ~探偵教室~』に出ていたりと俳優業も担う一面を持ちつつ、メンバーの中で筋肉担当。でも最近筋肉担当をやめたいくらい伸び悩んでいるそうです(笑)。言葉数は少ないですけど、熱い男です。加入当時はめちゃくちゃダンスが下手だったけど、いまは完璧という努力の塊な子」
タカシ「ユーキはダンスリーダーで振り付けやライブの演出も担当しています。ドジっ子な一面もあって、鍵をさしっぱなしで出かけたり、なくしものが多かったりするけど、演出やパフォーマンス面に関しては自分の見せ方がすごい。YouTubeで僕たちを調べてくれた人のコメント欄で、ユーキのダンスやアクロバットを称賛してくれるぐらい魅了する力があってギャップがたまらないです」
カイ「タカシは、最年少なんですけど1人でボーカルを担っていて、引っ張っている。歌の経験のない中学生だった少年が、ここまで成長して歌もダンスもしてくれてタカシがいないと超特急は成立しません。グループにとって大切な存在です」
――開催中のツアー初日に新メンバー募集「超特急募」を発表しました。伝えたときの会場の空気をどのように感じ取りましたか。
タクヤ「長年話し合って決めてきたこと。個々に思うことはあるかもしれないけど、覚悟を決めて発表したので、僕たちの気持ちは1つ。8号車もいろんなことを思っていると思いますけど、ファンの存在、大きさを再確認できた瞬間でもあったので、より8号車を大切にしていきたい気持ちが強くなりました」
――10年活動しているグループに飛び込むには勇気がいると思います。それでも加入しようとしてくれる新メンバーにどんな期待をしていますか。
タクヤ「僕が逆の立場なら、10年も活動しているグループのオーディションを受けることはハードルの高いことだと思う。受かったら人生が一転するし、プレッシャーもあると思う。でも、メンバーとしてはどんな人が応募してくれているのか、どんな人に出会えるかワクワクしています」
ユーキ「誰よりもやる気と負けん気とチャンスをつかみ取る気持ちで挑んでくれる姿勢と、スキル。ボーカルなら、タカシの声との相性がいいか、ダンスはどれだけ踊れるのか、原石を見極めていけたらなと思っています。成長できる才能を見極めて光るものをみて、超特急に合う合わないをみたい」
デビュー日6月10日に配信の新曲「クレッシェンド」
――新曲「クレッシェンド」が6月10日に配信されましたが、どんな楽曲になっていますか。
タカシ「6月10日というデビュー10周年のタイミングで配信するということで、10年続けてこれたのは8号車のおかげだと思っているので、その感謝を伝えた楽曲で、8号車にありがとうをクレッシェンドしています」
――TBSドラマ「理想ノカレシ」のオープニング主題歌になっていますね。
タカシ「1番の歌詞はドラマに寄り添った内容で、でも8号車に対するありがとうという気持ちもこもっているし、いろんな感情を捉えることができる曲です」
――ドラマのタイトルにちなんで、「理想ノカノジョ」を教えてください。
カイ「この前地元の友達と1時間くらい話した中で行き着いたタイプは、お母さんだよねってなりました。マザコンと言われたら、それまでなんですけど、怒るときは怒ってくれるし、ご飯もおいしいし、好きでいてくれるし自分も好きだし。1番近くで接する異性だからか引かれる部分があるタイプだと思いました」
リョウガ「ヒモにさせてくれる人がいいですね。それ一択。候補者待ってます(笑)!」
タクヤ「僕は、檀れいさんのような気品にあふれた人。きれいなのに、かわいらしい
おちゃめな部分もあって憧れます」
ユーキ「尊敬できる人。あとは趣味の共有も大事で、食の好みが合うとか家事ができる人がいいな~。アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』のレムみたいな人がいいな」
タカシ「ご飯の好き嫌いが合う人。好き嫌いはないけど、特に好きなものが合う人がいいな。ちなみに今はオムライスです。作ってもらったオムライスが食べたいし、ケチャップでは『大好きだ』と書いてほしいです(照)。あと、完璧過ぎない人。完璧すぎるとその子の相手は僕じゃないなって思ってしまうタイプですかね」
――クレッシェンドには『次第に強く』という意味もありますが。最近徐々に強い気持ちが芽生えているものを教えてください。
カイ「ゴルフです。メイクさんに誘われて始めました。ゴルフの動画見たりしますね。まだホールデビューしてないので早く行きたいですね」
リョウガ「運転していない時間。ペーパードライバーまっしぐら。この夏も運転予定はございません」
タクヤ「体重かな。あまりにも体重の波が激しくて、顔から痩せていくのでベースを増やそうと空腹の時間を減らしたりしています」
ユーキ「食欲! おいしいものを食べたくなる。ライブ後とかご当地モノを食べると幸せ。昔は食に興味がなかったけど、どうせ食べるならおいしいもの食べたくなりますね」
タカシ「ツアースタートに合わせて髪の毛をピンクにしたんですけど、維持が必要な色は初めてで、カラーシャンプ―で色を濃くしたりすると、水をあげないと枯れちゃう観葉植物になったような気持ちになって、すごく髪の毛を大切にしようとしています」
――ミュージックビデオはどんなストーリーになっていますか。
カイ「僕たちの10年の歩みを振り返ってもらえて、デビュー曲から最近の曲やライブの映像も使われているので“10年間ありがとう”の気持ちが詰まっています。これから先の未来も感じられる世界観もあって、このタイミングで超特急を知った方も簡易的にグループを知れるので入門編にもふさわしい作品になっています」
――最後に楽曲PRをお願いします
タカシ「8号車にありがとうを伝えて、ドラマの内容にも沿った応援歌になっていますのでぜひ聞いてください」
□超特急(ちょうとっきゅう)2011年12月メインダンサー&バックボーカルグループとしてグループ結成。12年6月10日にCDデビュー。15年メンバー全員が主演映画「サイドライン」を公開。17年4月には「超ネバギバDANCE」で初のオリコン1位を獲得。現在開催中のライブ「BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022『Progress』」の初日にグループ10周年で初のメンバーオーディション「超特急募」を発表。22年6月10日には現体制ラストとなる「クレッシェンド」を配信リリースした。