静岡のバスケ強豪校→メンズノンノモデル 俳優・豊田裕大が明かす高校時代とコンプレックス
レッドブリッジは高校のバスケットの寮生活「精神的に鍛えられた」
高校時代はどんなふうに過ごしたのか。「部活ばかりやっていましたね。最初、寮生活が慣れなくて……。ご飯は家の方が美味しいし、風呂場、トイレも共同じゃないですか。なぜ共同で使わなきゃいけないんだろうって思って、すぐにホームシックになってしまいました。後半は楽しくなっていったんですが、融通が利かないタイプで、物事に対して重たく捉えていて、真面目だったと思います。今も真面目ではあるんですが……」。
映画の題名「レッドブリッジ」は大人への通り道の象徴という意味合いもある。「僕個人のレッドブリッジは高校のバスケットの寮生活です。精神的に鍛えられたし、自分と同じ年の人たちと一緒に生活し、毎日刺激を受けられた。今振り返ってみると、本当にいい時間だったなって思います。終わった時は開放感がすごくて、もうバスケットしなくていいやと思うぐらい。もう早く家に帰りたかった。今もバスケは好きなんですが」と笑う。
芸能活動は3年目。「妖怪シェアハウス」など露出も増えた。「主演の小芝風花さん始め取り巻く妖怪の方たちがすごく上手な方たちばかりだったので、一緒にできる環境が幸せだったですし、その役で役の立ち位置を模索した期間でした」と話す。
目標には役所広司、松坂桃李、池松壮亮、菅田将暉といった演技派の名をあげる。「『レッドブリッジ』はこれから役者を続けるにしろ、続けないにしろ思い出になるし、監督と僕たちキャストとスタッフさん全員で頑張って作っていたので、多くの人に届けばいいなと思います。作品を見た後に余韻を残せる、作品に品が出るような役者になりたいです」と言葉に力を込めた。
□豊田裕大(とよた・ゆうだい)1999年4月10日、生まれ。神奈川県出身。2019年、MEN’S NON-NOオーディションに合格し、専属モデルとなる。21年に俳優活動をスタート。21年にはテレビ東京系列「じゃない方の彼女」で連ドラデビュー。「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」(テレビ朝日)に新レギュラーとして出演中。映画「妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-」の公開を控える。