【THE MATCH】YA-MAN「ボディーで屈服させる」 芦澤とは「喧嘩っすね。キックやるつもりない」
芦澤は「ずるがしこい。俺とは対極」
強気な言葉を並べるYA-MAN。芦澤の印象については、一定のリスペクトを持ちながら、こう評する。
「ずるがしこい。弱いところを見つけて徹底的に狙ってくる。相手に付き合わないですよね。俺とは対極。予想では結局、1R目はかかってこないでしょ。向こうはオープンフィンガーが初めてですし、距離感もわからない。来るなら2R目からでしょうね」
しっかりと相手を分析しながら、描くフィニッシュは「ボディーで倒したい」と断言。その心は……「むかつくじゃないですか。ああやっていきがってやってる選手を屈服させる。ボディーで倒せば、完全に負けを認めているようなもの。ボディーを効かせて、『参りました』ってね」。ただ倒すだけじゃない。心を折って勝つという、強い意志をのぞかせる。
現在、5連勝中。昨年11月の中村寛との激闘で名をあげ、大みそかのRIZIN.34では皇治も撃破した。
転機は昨年2月の敗戦だった。自身のキャリアで3つ目の黒星。実は「プロで3敗したら本気で引退しようと思っていました」と明かす。「でも楽しいからやめたくない。RISEの新しい試みでオープンフィンガーがはじまって、負けてもいいから面白いことをやろう。今までは勝たなきゃ、勝たなきゃから、負けてもいいから倒そうに変わった。ファイトスタイルが一気に変わった。今は本当にやめなくて良かったと思っています」。
一度は死んだ身。失うものがない男が東京ドームで見せてくれるドラマを楽しみに待ちたい。
天心vs武尊、YA-MANの予想は?
○…ENCOUNTではインタビュー実施選手に天心―武尊を予想してもらった。
YA-MANの予想「天心の判定勝ち」。
「30-29の僅差の判定。1Rは両者探り合い。天心も積極的には行けない。餌を巻くが、武尊選手は乗ってこない。2Rで天心が武尊選手の動きを捉え、ポイントを獲る。3R目に武尊選手が出てくる。天心はいなして当てて、いなして当てて、という展開に。印象的には武尊選手だが、ポイント差はつかず。2R目のポイント差で天心の判定勝利」
□YA-MAN(やーまん)1996年5月31日、埼玉県富士見市出身。2018年にデビュー。11勝(4KO)3敗。昨年5月から5連勝中。173センチ、63キロ。