注目の若手俳優・藤原大祐「役者としてやりがいのある役に出会えた」初ドラマ挑戦で壇蜜と共演
寄せては返す好奇心の波が、大きな瞳の向こう側にどこまでも広がっている――。dTVチャンネルのひかりTVチャンネル+にて3月8日(日)より配信スタートされたドラマ「中3、冬、逃亡中。」で、30代OL・花菜(壇蜜)の相手役で訳ありな中学生を演じるのが、注目の若手俳優・藤原大祐だ。「逃げることは悪なのか」をテーマにした今作品で、ドラマ初挑戦となった藤原のフレッシュなインタビューを前後編でお届け。前編では、作品にかける思いや、俳優としての価値観を語ってもらった。
ドラマ「中3、冬、逃亡中。」で訳あり中学生を演じる藤原大祐のフレッシュなインタビュー
寄せては返す好奇心の波が、大きな瞳の向こう側にどこまでも広がっている――。dTVチャンネルのひかりTVチャンネル+にて3月8日(日)より配信スタートされたドラマ「中3、冬、逃亡中。」で、30代OL・花菜(壇蜜)の相手役で訳ありな中学生を演じるのが、注目の若手俳優・藤原大祐だ。「逃げることは悪なのか」をテーマにした今作品で、ドラマ初挑戦となった藤原のフレッシュなインタビューを前後編でお届け。前編では、作品にかける思いや、俳優としての価値観を語ってもらった。
―今作がドラマ初挑戦。緊張やプレッシャーは
「全くなかったですね。普段からあまり緊張しない性格なので、楽しみで仕方なかったです。普通のハッピーな楽しさというより、『役者としての楽しみ』というか。翔太という役に入るために、現場では誰ともしゃべらず、壇蜜さんともなるべく会話しないようにいさせてもらっていました。役者としてやりがいのある役に出会えたので、その嬉しさで楽しかったです」
―最初に脚本を読んだ感想は
「客観的にすごくおもしろいなと思って。演じるのが楽しみになりました。でも、その後に「役者としてこの役に入らなきゃいけない」と思って翔太に注目して読んでみたら、難しいなというのもありました。正直、僕と真逆の性格なので、翔太って。真逆だからこそわかったところもあったかもしれないです」
―翔太との共通点が少ない中での役作り
「もし自分がその立場だったらどうするか」というところを考えて、共通点を探しました。自分じゃない誰かをすぐに演じることはやっぱりできないから、自分の中にある種の中から探して役を演じるしかないと思い、どうにかして探しました。翔太は信じているものがなにもないから辛いんだろうなと思って。それをコンセプトとして役を考えていました。撮影の休憩中もなるべく笑わないようにしていて、笑うと、口角が上がっちゃうじゃないですか。そういうのがふとした時に出ちゃうのは絶対に嫌だな、と思って。なので、撮影の日は絶対に朝から笑わない。顔の筋肉を動かさないようにしていました」
―両親を殺してしまい、逃げている中学生という難しい役でした。今後の俳優としてのキャリアにどんな影響を与えそうですか
「かなりいい経験でした。『役を100パーセント作ってから、現場に入らなきゃ!』と思っていたんですけど、60から70パーセントくらい役の下地を作っていって、あとは現場で受け取れるもので、芝居中に役を完成させようっていう、半分諦めた気持ちでいくっていうちょっとリスキーなことをやってみました。そうすると、新鮮な現場の空気でできる芝居があって、そういうものを学べましたね」