芸人タケト、まな娘のため土地購入で“キャンプ場”手作り 荒れ地が2年で秘密基地に
ドローン撮影も「あろうことかカラスが持って行ってしまった」
娘が「小屋行こうよ」と言ってくれるから、うれしいですよ。でも、娘はこれがなかったら一緒に遊んでくれていないかも知れません。それ以外は誘ってくれないんです(笑)。それに、もう「パパ臭い」が始まっちゃっているので、寂しいです。自分は猫アレルギーなんですけど、娘が布団の周りに猫のぬいぐるみを6個置いて寝ているんです。パパが入ってこないように(笑)。分かっていても、「パパは鼻がかゆいよ、鼻水が出るよ」と“乗っかって”いるんです。悲しいお父さんですよね。こんな悲しいミニコントは世の中にあるのかなと思いながらやってます(笑)。でも娘は全然笑ってないですよ、困っちゃいますね。
アマゾンの「アレクサ」を家に置いているんですけど、「パパ臭い」と言うと、アレクサが反応してしまうんです。「お呼びでしょうか」って、アレクサが起動しちゃって。それを娘が喜んで、「パパ臭い」を言いまくっちゃうんです(笑)。もちろん便利に使わせてもらっていますよ。自分がやっているYouTubeに、娘が最近ナレーションを入れてくれたりするので、YouTubeにも楽しそうに関わってくれて、うれしいです。
もともとYouTubeをやっていましたが、コロナ禍で1回目の緊急事態宣言が出た時に、マジで仕事がなくなってしまって。秘密基地の企画を発信することで話題作りの意味で、自分のためでもありました。それで、これをバズらせてやろうと思って、新しくドローンを買って、最初の回で空中からドローンで撮ろうと思って飛ばしたのですが、あろうことかカラスが持って行ってしまったんです。ドローンはいまも行方不明です。だからドローン分だけは再生回数で回収したいと思っています(笑)。いきなりそこから始まりましたからね、秘密基地作りは。そこからコツコツ約2年かけて、昨年夏に完成したわけです。
実は気づいたんですけど、「俺、作るの好きなんだな」って。秘密基地が完成したら全然来なくなっちゃって(笑)。管理もあるので月に1回ぐらいは来ています。自分にとっては、ずっと作っていること自体が楽しいんだなと実感しています。いまは別のDIYにハマっています。築35年の空き家を予算100万円でリノベーションする企画に挑戦しています。
□タケト、1976年3月2日、千葉市生まれ。97年に吉本興業に入社。お笑いトリオ「Bコース」(解散)のツッコミ担当として活躍し、現在はピン芸人として活動する。YouTubeチャンネル「タケトDIY field」では、趣味のDIY、車などのコンテンツを配信している。