還暦・ダイアモンド☆ユカイが24歳YouTuberへ突然のオファー 意外タッグ実現の裏側

還暦を迎えたロック歌手のダイアモンド☆ユカイは、今年に入りYouTuberとしても活躍する20代の若手映像クリエーター/起業家・Arata(=あらた)とタッグを組んだ。新しい刺激を求めてユカイ自らYouTubeで見つけて声を掛けてみたというが、突然のオファーにArataは困惑した。なぜならテレビで見かける面白い歌手・タレントというイメージが強かったからだ。そんな船出となった60代と20代のコンビだったが、世代間の壁を乗り越えて記念すべき還暦ライブの密着動画を完成させた。親子ほど歳の離れた2人が組んでみて何を感じたのか聞いてみた。

ライブ映像でタッグを組んだユカイとArata(右)【写真:ENCOUNT編集部】
ライブ映像でタッグを組んだユカイとArata(右)【写真:ENCOUNT編集部】

自分にはない感性の持ち主からユカイを見てほしかった

 還暦を迎えたロック歌手のダイアモンド☆ユカイは、今年に入りYouTuberとしても活躍する20代の若手映像クリエーター/起業家・Arata(=あらた)とタッグを組んだ。新しい刺激を求めてユカイ自らYouTubeで見つけて声を掛けてみたというが、突然のオファーにArataは困惑した。なぜならテレビで見かける面白い歌手・タレントというイメージが強かったからだ。そんな船出となった60代と20代のコンビだったが、世代間の壁を乗り越えて記念すべき還暦ライブの密着動画を完成させた。親子ほど歳の離れた2人が組んでみて何を感じたのか聞いてみた。(取材・構成=福嶋剛)

 ユカイは還暦ライブの準備を進める中で、ライブ映像やリハーサルの模様などドキュメンタリー風にYouTubeで配信したいと考えていた。

ユカイ「今回は、ダイアモンド☆ユカイの歌やライブを今の若い人たちが見たときにどう感じるのかなって興味があって、YouTubeで配信したいと考えたんだ。じゃあ誰とやろう? そこで見つけたのがArataさんだった。とってもスマートな映像なんだけど日記みたいな親近感もあってね。こんな感じで作ってもらえたらきっと新鮮な映像になるって思ったんだ」

 Arataは現在24歳。学生時代から映像クリエーターとして活躍し、海外を旅する動画などをVlogで配信。卒業後に映像制作や映像クリエーターの育成を行う会社を立ち上げた。

Arata「ユカイさんから声をかけていただいたときは本当に驚きました。もちろんテレビで見ていたので知ってはいましたけど、歌手よりもバラエティー番組に出演されているタレントさんというイメージで、あまりにも僕がやっていることと領域が違いすぎるので最初は『え? なんで?』って戸惑いました」

ユカイ「昔だったら絶対にバラエティー番組に出なかったと思うんだけど、まぁ『これも俺なんだ』って。デビューから20年たってようやく気が付いたんだ(笑)」自分のことって自分が1番分かってないからね。子どもが生まれてからますます“今の自分”、“ありのままの自分”として生きていこうと思っているんだよね。

Arata「デビューから20年後ってどちらかというと最近じゃないですか(笑)。でも昔の映像を動画で見たらテレビの印象と全然違ってカッコよくて」

ユカイ「あの頃は人の言うことをまったく聞かなったからね。今は周りのアドバイスこそが今のユカイだと思って自分自身に頼らないようにしている。だから今回はArataさんが俺のことをどういうふうに撮ってもらえるのかとっても楽しみでした」

Arata「最初にマネジャーさんからお話を聞いて、これは面白くなるなと直感で思ったので『やります!』って即答したんです。早速その足でスタジオに向かいユカイさんを直撃する動画を作らせていただきました」

ユカイ「こういう旬なタイミングを逃さないという行動力がすごいよね。昔は俺にもそんなのがあったのかどうなのか……もう忘れちゃったけどね(笑)。でも即答でOKをもらえたって聞いてワクワクしましたよ」

次のページへ (2/3) ユカイの歌に感動した20代の若者
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