中島裕翔、初の教師役に「不思議」 吉川愛とのドロドロ禁断愛の舞台裏「自分なりの闇出せたら」
フジテレビ系で7月にスタートする木10ドラマ「純愛ディソナンス」(毎週木・夜10時~)。「Hey! Say! JUMP」中島裕翔が初の教師役で主演を務め、吉川愛が演じる女子生徒との禁断の関係を描く。“純愛”を軸にしながらも、つねにタブーと背中合わせの2人の関係はやがて“ディソナンス”不協和音となりドロドロの展開を生み出していく――という物語。主演の中島と共演する吉川が、ドラマの見どころや撮影現場の裏側について語り尽くした。
7月スタート「純愛ディソナンス」、中島裕翔、後輩の成長に“親心”発揮?
フジテレビ系で7月にスタートする木10ドラマ「純愛ディソナンス」(毎週木・夜10時~)。「Hey! Say! JUMP」中島裕翔が初の教師役で主演を務め、吉川愛が演じる女子生徒との禁断の関係を描く。“純愛”を軸にしながらも、つねにタブーと背中合わせの2人の関係はやがて“ディソナンス”不協和音となりドロドロの展開を生み出していく――という物語。主演の中島と共演する吉川が、ドラマの見どころや撮影現場の裏側について語り尽くした。
――“令和の新・純愛×ドロドロエンターテインメント”という触れ込みが印象的でした。脚本を読んだ感想を教えてください。
中島「いわゆる不倫ものではなく、ひと癖もふた癖もあってちょっと難解。正樹と冴が起こす不協和音によっていろんな人が巻き込まれて、それにまた2人が巻き込まれていくという、二重にも三重にも人間関係がドロドロになっていきます。1人1人のキャラも濃くて、これからどうなっていくのか僕も楽しみです。
その分、1つ1つを丁寧に描いていかないと、計算が狂って破たんしそうな、すごく繊細で大胆で複雑な脚本です。それがオリジナル作品ということで、今の時代に希少なものだと思っています」
吉川「一言では表せない作品だと感じました。見る方が分かりやすいように、今まで以上に丁寧に頑張りたいです」
――お2人は初共演だと伺いました。お互いの印象を教えてください。
中島「見た目通りかわいらしくて凛とした女性だというイメージなのですが、いい意味でサバサバしている部分もあって、そこが少し印象と違いましたね。人見知りですか?」
吉川「人見知りです(笑)」
中島「スタンバイ中もスーッて早めに1人でいなくなったりするんですよ。やっぱりこういう役なのでコミュニケーションをとっておかなきゃと思って話しかけるんですけど、うざいって思われてないかな……(笑)」
吉川「思ってないです! 中島さんは、私が小さいころからテレビで見ていた方なので緊張しました。一切出さないように頑張っていたんですけど……。私は話しかけるのがあまりうまくないタイプなんです。でも、気さくに話しかけてくださって、優しい方だと思っています。とてもありがたいです」
――お2人に共通の話題はありますか。
中島「『撮休になにをする?』という話をしました。そしたら、『外食とテーマパークに行く』と言っていて、そのマインドが若いなって思っちゃう。僕はわりとインドアで、家でずっとゆっくりしていたいなっていうタイプです(笑)」
――吉川さんからは話しかけられないと言っていましたが、これを機に聞いてみたいことはありますか。
吉川「最近すごく気になっていたんですけど……まつ毛がすごく長いじゃないですか。冴ちゃんは正樹さんを見ているので、パッと見たときに長くてびっくりして。それは生まれつきなのかな?って」
中島「生まれつきです(笑)」
――それぞれが複雑なバックボーンを抱えている役を演じますが、役作りについてはいかがでしょうか。
中島「正樹は家族との確執もあるし、優秀な兄とつねに比較されて暗い人生を歩んできて、どこか社会に対して冷めた目で見ていて。本当は自分のやりたいことや希望もあるけど、すべてを諦めて、無理をして生きるのはやめようと誓った人間というか。
とにかく人を観察するのが得意で、『人が望んでいるものを与える』というモットーがあるんですけど、僕らって自分が何を求められているかはすごく理解している職業だと思うんですよ。空回りしちゃうときもあるんですけど、使い方が違うだけで共通点だなって。今は自分の中に正樹の要素を探して、そこから広げていっています。ただ、全く理解できないところやバックボーンもあるので、想像に想像を重ねてアプローチしています。
自分なりの闇みたいなものが正樹を通して出せたらなと思いますし、今までやってきていない役なので、見てくださる方にとっても僕のファンにとっても新鮮だと思います。いろいろ難しいところはありますが、楽しんでやっていけたらなと」
吉川「私の演じる冴は、小さいころからお母さんにものすごく強い愛を押し付けられて育てられた子なので、母親の嫌な部分がすごい見えてしまうというか。どんどん嫌いになってしまうけど、母親だから好きという気持ちもあるし……。お母さんに見せる顔と正樹さんに見せる顔、友だちに見せる顔と全然違った表情を見せていかなきゃなって思っています。純粋すぎるわけでもないし、でも、すごく強い女の子かと言われるとそうでもない。そこのいい塩梅を出せるよう心がけて演じています」