昨年8月にYouTubeに投稿した動画「100億年ぶりの水着…。恥ずかし過ぎて泣きそう…。」が再生1200万回を超え、2021年に最もバズった女性タレント動画に選ばれた中川翔子（37）。6月8日にはデビュー20周年を記念した写真集「ミラクルミライ」（講談社）を発売する。写真集としては10年ぶりで、これまでの総決算。しょこたんが今、写真集を出すワケとは。（取材・文＝平辻哲也）

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　2002年に「ミス週刊少年マガジン2002」に選ばれてから、今年で芸能界デビュー20周年を迎える中川翔子。

「私もマネジャーさんも去年まで、20周年のことに気がついていなかったんですね。YouTubeで水着の動画が偶然バズって、写真集を出すことになったんです。最初から写真集を出すぞ、みたいのはなかったんです。あの動画が全てのきっかけです」と明かす。

　あの超バズリ動画では白ビキニを披露したが、「マネジャーさんから 『水着動画をやりましょう！』と言われて、『無理だよ』とガチで4回くらいケンカしたんです。でも、帰り道、“長い人生を考えたら、今が一番若いんだよな”って思ったんです。それで、“せっかくの記念”になるかな、と。最近のマイブームが“せっかくだし”なんです。だから、YouTubeを始めたことが大きいかな。テレビだと、メイクさんが直してくれるけど、スッピンさらして、ホルモン食べるみたいなこともやったり……。テレビと違って、繰り返し見られることも実はあんまりよく分かっていなかった。あれ、私太ってる？　と思って、一念発起して8キロやせたんで、水着が着られたんですよ」。

　それにしても、あの動画のバズり方は半端なかった。「でも、バズらせようとは、一切思っていなかったんですよ。それがあると、なにか透けちゃうじゃないですか。気合いを入れた動画って、絶対伸びない。なんか楽しいから、ワーと出すみたいなのが来るんですね。あの時は開くたびに1万ずつ増えていて、まだ伸びるみたいな……。あの頃、初めて会う人から、『水着見ましたよ』って、言われました」。

　バズリの要因は今の中川翔子に水着のイメージがあまりなかったことだろう。「みなさんの印象がなかったかもしれないけど、私の中では、ミスマガジンでデビューしたというのがあったんです。最初、ジャッキー・チェン事務所に入ったけど、仕事がなさすぎて、クビになり、ミスマガジンに受かって、水着をやれることに憧れていたんです。今の事務所に入ったときも、『あ、水着の人がきた』という感じだったけど、全然仕事がこないじゃん、私って需要ないんだ、と思ったし、またクビになりかけた。それが今なの？　ひょっとして、みんな“熟成肉”が好きなの？　私が一番びっくりしましたよ。不思議でならないです」と笑う。