俳優の市原隼人が28日、都内で行われた「劇場版 おいしい給食 卒業」大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。土村芳、佐藤大志、勇翔、田村侑久、登坂淳一、直江喜一、綾部真弥監督も駆け付けた。

　公開初日より各劇場で満席続出という報告を受け、市原は「本当に夢のようで、シーズン1のクランクインの前夜のことを今でもはっきり覚えています。そのときは、ドラマのシーズン2や、ドラマの『おいしい給食』、今作を作るとは夢にも思っていませんでした。本当に多くの方々が映画館に足を運んでくださることに心からこれ以上にない感謝を申し上げます。本当に本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。

　この日、同作に出演した生徒たちがサプライズで登場し、寄せ書きを渡した。突然のサプライズに市原は驚き、「一生懸命いろんな壁を乗り越えて頑張ったね。一つの作品を作り上げてくれてありがとうございます。可能性しかない皆さんとご一緒できたことが誇りです」と生徒に呼び掛け、「シーズン1よりでかくなっている。大人になるの早いね」としみじみしていた。

　最後に市原は「大ヒット舞台挨拶をできることのありがたさは言葉では表せません。本当にありがとうございます。どんなに笑われても恥ずかしい思いをさらけだしても、好きなものを好きと胸を張って精いっぱい人生を謳歌する、人生を楽しむ気持ちを忘れないでください。その楽しみの中に、『おいしい給食』という作品を入れていただけたらうれしく思ってます」とメッセージを送った。

　同作は1980 年代のある中学校を舞台に、給食絶対主義者の数学教師・甘利田幸男（市原）と与えられた献立に異次元のアレンジを加える生徒・神野ゴウ（佐藤大志）による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描いた学園グルメコメディー。劇場版第2弾となる今回は、長く続いた給食バトルが、宿敵ゴウの卒業によって終止符を打つまでを描く。