偏差値“底辺”から国立大に 「ビリギャルより伸びた」新人女優が経験した逆転劇
広島大学を中退も「後悔したことはありません」
「1年浪人しているんですけど、現役のときは本当に頭が悪かった。ちょうど『ビリギャル』がはやっていたころで、ビリギャルよりも偏差値が伸びたことが印象に残っています(笑)。偏差値が最底辺の中から、頑張って1年勉強して、広島大学に受かることができました」
「ビリギャル」として取り上げられた女性は、偏差値を40上げ慶応義塾大学に合格したことで話題となった。偏差値を40以上アップさせるのは並の努力では困難に思えるが、虹村は浪人時代を「楽しかった」と振り返る。
「本当に下からだったので、停滞期がまったくなかった。『何も吸ってないスポンジ』みたいな感じでした(笑)。父親が塾の先生をしていて、勉強を教えてもらっていたんですけど、大好きな父親に毎日教えてもらうことができてうれしかった。一緒に浪人している友達もいたので教え合ったりもしていました。確かにしんどかったですし、戻りたくはないですけど、楽しく勉強できていました」
1年の浪人を経てつかみ取ったキャンパスライフ。学生時代はおしゃれに無頓着で、美意識も今ほど高くなかったという。「朝起きたらそのままの格好で、バイクに乗って学校に行っていました」と笑顔で明かした。
結果的には大学を中退し、上京することを決断。後悔はあまりないようで、「こういう取材のときに『中退』と書かれると『なんだ中退か』と思われてしまうことぐらいです(笑)。それ以外は今のところ後悔したことはありません」と前を向く。
タレントとなった現在でも“学習”は継続しており、最近は通信の専門学校で「発酵食」について勉強している。目標はみそやしょうゆを「自作」できるようになることだと語った。
今後の展望ついては「雑誌の表紙をたくさん飾りたい」と告白。演技や歌の仕事にも意欲を見せ、目標とするタレントにも言及した。「グラビアだと川崎あやさん、演技だと長澤まさみさんみたいないろんな役を演じられる女優さんになりたいです」。
ドラマ出演、「週刊プレイボーイ」への単独グラビア掲載、デジタル写真集発売など、タレントとしてのキャリアを着実に積みつつある虹村。今後も演技や歌など、さまざまなことに挑戦していく。
□虹村かんな(にじむら・かんな)1995年5月27日、京都府生まれ。2021年5月より芸能活動をスタート。同年12月に「ミスジェニック 2021」を受賞。2022年2月にドラマ「サウナの神様」に出演し、同年5月発売の「週刊プレイボーイ」で単独グラビアが掲載された。デジタル写真集「はんなり桃缶。」https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?jdcn=08000000050466000000も好評発売中。