偏差値“底辺”から国立大に 「ビリギャルより伸びた」新人女優が経験した逆転劇

次世代スター発掘プロジェクト「ミスジェニック 2021」で、激戦の末、見事受賞した虹村かんな。現在はモデル、グラビア、女優、インフルエンサーなど幅広く活動中。上京する前は、広島大学工学部に在籍していた過去も持つ。“リケジョ”からタレントとなった虹村に、ドラマ「サウナの神様」での初演技と“勉強歴”について聞いた。

ドラマでの初演技について語った虹村かんな【写真:ENCOUNT編集部】
ドラマでの初演技について語った虹村かんな【写真:ENCOUNT編集部】

「ミスジェニック 2021」受賞、虹村かんなインタビュー

 次世代スター発掘プロジェクト「ミスジェニック 2021」で、激戦の末、見事受賞した虹村かんな。現在はモデル、グラビア、女優、インフルエンサーなど幅広く活動中。上京する前は、広島大学工学部に在籍していた過去も持つ。“リケジョ”からタレントとなった虹村に、ドラマ「サウナの神様」での初演技と“勉強歴”について聞いた。(取材・文=石井宗一朗)

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「ミスジェニック 2021」は、未来のスターを応援するオーディションアプリ「mysta」を運営するmysta株式会社が2021年秋から開始した“動画映えする”次世代スター発掘プロジェクト。オーディション参加者が毎週テーマに沿った動画を投稿し、その動画と、イベントの獲得ポイントの合計でランキングが決定する。随時、下位が脱落していくサバイバル方式で、最終的にミスジェニックファイナリストが選抜された。

 受賞した虹村は、「正直本当に受賞できるとは思っていなかった」と振り返る。ファンの支持が大きなカギとなる同プロジェクトだけに、ファン同士の結束も生まれた。「最後は1つのチームみたいになっていました。みなさんのおかげでミスジェニックを受賞することができました。ファンの皆さんの応援って本当に大事なんだなと改めて感じました」。

 受賞したことでドラマ「サウナの神様」にも出演。“演技をすること”自体は好きだったが、大物プロデューサーの演出で、いきなりの本格的な作品の出演に戸惑いを感じた。

「撮影は2日間。1つのシーンを断片的に、いろいろな角度から撮るのがとても難しかったです。本格的な撮影が初めてだったので、勝手が全然分からない状態からでしたが、撮影初日の最後の方は、だいぶ現場に慣れていったと思います。ぜひまたドラマに挑戦したいです」

「サウナの神様」で女優への第一歩を踏み出した虹村。これまで、コスプレイヤーやレースクイーンといった活動を経てきたが、広島大学工学部に在籍していた“リケジョ”としての一面も持っている。

 広島大学は国立大学の中でも世界的な評価が高い大学。イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」(THE)が公表している「世界大学ランキング日本版」では21年、22年と2年連続でTOP10入りを果たしている。合格するにはそれ相応の勉強量が求められるが、虹村はもともと“勉強嫌い”だった。

次のページへ (2/3) 広島大学を中退も「後悔したことはありません」
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