韓国の6人組ガールズグループ、ル・セラフィム（LE SSERAFIM）が、初ミニアルバム「FEARLESS」の発売を記念したファンサイン会を29日に行う。所属レーベルから25日に発表された。中学時代の校内暴力（いじめ）加害疑惑が持ち上がったメンバーのキム・ガラムが20日から活動を休止。ル・セラフィムは当日出演予定だった韓国KBSの音楽番組「ミュージックバンク」とテレビ電話ファンサイン会をキャンセルしていた。その後、メンバーは5人体制で活動を再開。22日放送のSBS音楽番組「人気歌謡」に5人体制で出演し、「動線を変化させ完璧にクリアした」などと現地メディアの肯定的評価を受けた。25日もMBC「ショーチャンピオン」に出演して躍動感あふれるステージを繰り広げた。韓国メディア「Newsen」は「カズハ、真の“清純女神”の教科書」（26日付電子版）と日本人メンバーのカズハを称賛している。

　29日午後7時から行われるファンサイン会は抽選で50人を招待。留意事項として「当分5人メンバー体制で活動中の関係でメンバーのキム・ガラムを除外した5人で進行予定です。政府の防疫指針を遵守して進行される予定です」などと案内されている。2日のデビューから3週間足らずで試練の時を迎えたル・セラフィムだが、「Fearless」の音源チャートは上位圏を維持しておりキム・ガラムが活動休止を発表した20日以降のル・セラフィム関連動画の再生回数はかえって勢いを増している。

　現地メディア「Eトゥデイ」は「話題性はさらに大きくなる模様だ。ノイズマーケティング効果が確実に適用されたという分析も出ている」（同）と伝えている。ノイズマーケティングとは商品やタレントなどの悪い情報を広めて注目を集める手法。所属事務所HYBE（ハイブ）による意図的な戦略である可能性は低いとみられるが、結果的にル・セラフィムと各メンバーが大きな話題を集めている。5人体制での活動がファンの間でさらに支持を広げるようならキム・ガラムの復帰は厳しさを増していくだろう。