ミッツ・マングローブと西寺郷太がジャネット・ジャクソンを熱弁「世の中に革命を起こした女性」
タレントのミッツ・マングローブとミュージシャンの西寺郷太が4月27日、都内で行われたドキュメンタリー番組「ジャネット・ジャクソン 私の全て」(6月12日20時スタート、CSヒストリーチャンネルにて全4話放送)放送記念特別対談ミニ番組取材会に登場した。取材会では、2人がジャネットへの愛を熱弁していた。
ミッツ・マングローブ、「ジャネットはアイドルポテンシャルが高い」と賛美
タレントのミッツ・マングローブとミュージシャンの西寺郷太が4月27日、都内で行われたドキュメンタリー番組「ジャネット・ジャクソン 私の全て」(6月12日、午後8時スタート、CSヒストリーチャンネルにて全4話放送)放送記念特別対談ミニ番組取材会に登場した。取材会では、2人がジャネットへの愛を熱弁していた。
米ドキュメンタリー視聴率No.1を獲得した「ジャネット・ジャクソン 私の全て」。ミニ番組では、2人が同番組とジャネットの半生について語る。ミュージシャンでもありジャネット研究家でもある西寺は「ヒストリーチャンネルの方から、『台本も何もないんで、20分でもいくらでもご自由に』と言われたんです。そんなゆるい番組あるのかと思ったんですけど。ちょうどここのところ歌も歌われるミッツさんと一緒に新曲を作ったときもジャネットがキーワードになってたんです」と切り出すと、ジャネットの大ファンを公言するミッツは「自分たちもあの時代が熱かったんですよ。私たちだけじゃないだろうね。70年代、80年代がブームになって、90年代のリバイバルの波がここ2、3年で来ているので、そのなかの一つとして、ジャネットはシンボリックな存在ですよね」と語った。
番組ではミッツが自前のジャネットコレクションを用意。報道陣から「最初にジャネットに引っかかったのはどの部分ですか」という質問が上がるとミッツは「今回、番組を見て再認識したのはジャネットの顔。かわいい。やっぱり。本当にアイドルポテンシャルが高いし、そこに声がついてきて、マイケル・ジャクソンの存在もあった。当時14歳くらいでイギリスに住んでいたんですけど、今からマイケル・ジャクソンを追うにはしんどいな、と思ったタイミングで、ジャネット・ジャクソンだったらリアルタイムで『接種』できると思ったことも大きいと思います。中学生くらいの年頃って、自分の世代のものを欲したいんですよね」と振り返った。
また、「ジャネットの魅力はなんですか」という質問に西寺は「例えば、マイケルやプリンスはみそとかカレーのルーみたいな人。みそやカレーは風味の全てを支配しますよね。例えばみそ煮込みうどんやカレーうどん、みそカツとかカレーパン。マイケルやプリンスは個性が強いので後進が影響を受けた場合、色が完全に変わるんです。対してジャネットは『だし』みたいなものだと思っていて。和食には全部入ってますみたいな。少なくとも歌って踊る女性シンガーのなりふりや身のこなしはジャネット以前とジャネット以降で完全に違う。ただ『だし』は当たり前すぎて、だしうどんとは言わないようにその影響が分かりにくいんですよね。90年代以降のアーティストの考え方、ボトムを変えた人なんです。気がつかれないけど世の中に革命を起こした女性だと思いますね」と自身の見立てを語った。
さらに西寺は「フレディ・マーキュリーやマイケル・ジャクソンなど亡くなってしまった伝説的なスーパースターに対して、見ておけばよかったなと後悔することがあると思うんです。ジャネットはまだ50代なので、現在進行形のアーティスト。もしかしたらまた日本に来てくれるかもしれない。伝説的なアーティストは数が限られていると思うんです。そういう意味で言うと、好きになれるチャンスだと思いますね」と熱弁し、ミッツは「ジャネットはいろんなキーワードがあると思う。ジャネットのファンだけでなく性の問題、人種の問題、貧困の問題に興味がある人、いろんな角度から見入っちゃうような要素がたくさんある番組だと思います」と同番組をアピールしていた。
「ジャネット・ジャクソン 私の全て」はジャネットの50年余りの人生を本人と著名な友人たちが語るドキュメンタリー。これまでメディアに多くを語らなかったジャネットが、複雑な幼少期、兄弟や親との関係、兄マイケルとの想い出などを赤裸々に語る。ミッツと西寺による対談ミニ番組「ジャネット・ジャクソンの全て」は、5月30日にYouTubeにて配信予定。
(C)Janet Jackson