桑田佳祐が“同級生”と制作 佐野元春、世良公則、Char、野口五郎の参加楽曲を緊急リリース
歌手の桑田佳祐が作詞・作曲し、フィーチャリングに佐野元春、世良公則、Char、野口五郎を迎えたチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」が、23日に緊急配信リリースされることが分かった。
制作のきっかけは桑田と世良の会話
歌手の桑田佳祐が作詞・作曲し、フィーチャリングに佐野元春、世良公則、Char、野口五郎を迎えたチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」が、23日に緊急配信リリースされることが分かった。
長きにわたって日本の音楽業界の第一線で活躍を続けている桑田が、急きょ新たな曲を書き下ろした。佐野、世良、Char、野口を迎えて急きょ制作され、日本音楽界の“同級生”5人が、昭和~平成~令和の時代を経て、今だからこそ結集し声を合わせて歌う、平和へのメッセージだ。
同曲の制作のきっかけは今年の2月。久しぶりに顔を合わせた桑田と世良の会話から生まれた“同級生で協調して、今の時代に向けた発信をできないか?”というアイデアに端を発した。日本を代表し、今なお、現役で活躍する桑田(1956年生)、佐野(56年生)、世良(55年生)、Char(55年生)、野口(56年生)の5人で結集する構想を桑田が描き、4月末、自らがそれぞれに手紙を書き、会いに行った。制作期間は手紙を送ってから1か月だという。
40年以上も同じ世界で活躍していながら、意外にも、これまで交わることのなかったこの5人。「今あえて“時代遅れ”なやり方で、我々の世代が『音楽という名の協調』を楽しむ姿を発信し、『次世代へのエール』や『平和のメッセージ』を届けたい」という桑田の想いに共鳴し、長きにわたる音楽活動を支えてたそれぞれのファンへの感謝と互いへのリスペクトを胸に、今自分たちができることとして“共に歌う”べく集まった。
どこか重々しい空気に抑圧され、自分の意見を言いづらいようなムードがまん延する昨今、昭和世代が「同級生で集まって歌う」「タイムリーに世界情勢に声をあげる」など、あえて“時代遅れ”とも言われかねないアクションを起こすことで、“次の世代に向けたエール”と“平和のメッセージ”を届けたいという想いがこのタイトルには込められている。ストレートな歌詞がつづられ、パートごとに各ボーカリストが力強く歌い上げる様は圧巻だ。
そして、この楽曲を通じて得られる収益の一部は、困難に直面している世界中の子供たちの未来といのちを守るため、“Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)”に寄付することも併せて発表された。