「ナンバMG5」ヤンキー役を好演の子役出身18歳 進学せず「私には女優しかない」
映画「罪の声」がターニングポイント「自分にすごくプレッシャーをかけた」
芸歴12年。映画「罪の声」がターニングポイントになった。「撮影期間は長くはなかったのですが、気持ち的にすごくしんどかったですね。絶対にいいお芝居をしたい、と力が入っていましたし、自分にすごくプレッシャーをかけました。『あの望ちゃんだよね』と覚えてもらえて、オーディションでも『罪の声』の望ちゃんと認識していただくことが多くなったので、大切な作品です。お芝居をもっと頑張りたいと思いました」と振り返る。
今年3月には高校を卒業し、今後は女優1本で行く。「私は、大して勉強ができるわけでもないですし、運動も苦手。私には女優しかない。アイデンティティーの一つです。進学と迷ったこともありましたが、退路を断って、覚悟がよりいっそう固まった感じはします。こういう役が好き、こういう作品をやりたいっていうのもいっぱいあるんですけど、目の前のいただいたお仕事を一つ一つ丁寧にしっかりと演じていきたいと思っています。それが、どんどん積み重なって気づいたら、おばあちゃんになっていたみたいなのが理想だな」と生涯女優を宣言する。
「ナンバMG5」では物語が進むに連れ、吟子の出番も増えていく。「剛の二重生活が次第に危険な状況になっていき、笑い一色だった家族がどんな方向に進んでいくのかは全体を通しての見どころです。吟子は将来のことを考えて、勉強を始めるなど成長がありますので、見逃さないでほしいです」とアピール。吟子の成長とともに、原自身も芸の幅を見せてくれそうだ。
□原菜乃華(はら・なのか)2003年8月26日、東京都出身。6歳のときから子役として活躍。雑誌「キラピチ」専属モデル、テレビ東京「おはスタ」のおはガールを経験。13年「地獄でなぜ悪い」では二階堂ふみの少女時代を演じ、17年、「はらはらなのか。」で映画単独初主演。近作には「ナイトドクター」、「真犯人フラグ」では西島秀俊演じる主人公の娘役を演じた。趣味:ドラマ・映画鑑賞。特技:水泳(10年)。身長161センチ。
ヘアメイク/馬場麻子
スタイリスト/津野真吾(impiger)
衣装協力/SAAAGE boutique