岸谷五朗「ちょっと還暦のファーストキスは…(笑)」 音楽劇で演出専念の“理由”明かす
俳優の岸谷五朗が19日、都内で行われた音楽劇「クラウディア」製作発表会に出席した。本作で岸谷は脚本・演出に専念し、出演せず。その理由について明かした。
音楽劇「クラウディア」製作発表会に出席
俳優の岸谷五朗が19日、都内で行われた音楽劇「クラウディア」製作発表会に出席した。本作で岸谷は脚本・演出に専念し、出演せず。その理由について明かした。
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「クラウディア」は、岸谷と寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」によって2004年に初演された作品。戦いに明け暮れる「根國」と「幹國」という2つの民族しかいない世界を舞台に、民族を超えた“禁じられた愛”を描く物語で、今回18年ぶりに再演される。
「地球ゴージャス」において、演出に専念し役者として出演しないのは今回が初という岸谷。寺脇も同じく出演はしない。岸谷は「出たいんですが……。寺脇さんも『クラウディア』を上演すると聞いてうずうずしている」としながらも、「劇中の最後に愛することを知った2人がファーストキスをするんです。寺脇さんは還暦になりました。ちょっと還暦のファーストキスは見たくない(笑)。頼むから出ないでくれって。寺脇さんも出ないのに私が出るわけにはいかないので、すべて若者に託しました」と出演しない理由を素直に告白し、会場を笑わせた。
稽古は本読みがスタートした段階。岸谷は「前回の『クラウディア』があって、その上に乗ってもっといいものを作れる確信がある。どんなものができるだろうと演出家としては楽しみで、幸せですね」と作品への思いを語った。
禁じられた愛に翻弄(ほんろう)される「根國」の剣豪・細亜羅(ジアラ)役には、大野拓朗と甲斐翔真がダブルキャストで起用された。「地球ゴージャス」に初参加となる大野は「本当にうれしい」と喜び、「脚本を読んだときにシェイクスピアを思い浮かべた。この本は五朗さんが書かれているから、吾朗さんはシェイクスピア。シェイクスピアを演じるような気持ちで言葉を大切に伝えたい」と意気込み。同じく「地球ゴージャス」に初参加の甲斐は、念願の「地球ゴージャス」出演となるも岸谷と寺脇と役者として共演できず、「本当に残念」としょんぼりだった。
会見にはそのほか、廣瀬友祐、小栗基裕、田村芽実、門山葉子、美弥るりか、上山竜治、中河内雅貴、平間壮一、新原泰佑、湖月わたるも参加。舞台は7月4日から24日まで東京建物 Brillia HALL、7月29日から31日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。